今年も残すところあとわずかですね!
新年を迎えると食卓におせちが並びますが、その中に入っている「かまぼこ」はそのまま食べるのはもちろんのこと、様々な料理に使える優秀食材のひとつです。少しアレンジを加えるだけで、ポテンシャルを感じざるを得ないおかずに変身しますよ!
おせちのかまぼこをつい買いすぎて余らせてしまったときに、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。それでは、レシピをご紹介します。
1. かまぼこカツ
材料:作りやすい分量
- かまぼこ 8cm
- しそ 1枚
- マヨネーズ 大さじ1
- 薄力粉・溶き卵・パン粉 1個分
- ごま油 適量
- ソース 適量
作り方
- かまぼこは2cm幅に切って切り込みを入れる。しそは4等分に切る。
- かまぼこの切れ目にマヨネーズを塗り、しそをはさんだら、薄力粉、溶き卵、パン粉を順につける。
- フライパンに多めのごま油を引いて中火で熱し、2.をこんがりと焼く。
厚めに切った肉厚なかまぼこの弾力のある食感と衣のサクサクな食感が楽しい、おかずにもおつまみになる一品です。マヨとしそを挟むことでコクと風味をプラスします。ソースをちょろっとかけて食べてもおいしいですよ!
2. かまぼこ茶漬け
材料:1人分
- かまぼこ 5cm
- しそ 2枚
- 水 150ml
- 塩昆布 6g
- ごはん 120g
材料
- かまぼこは2cm分はみじん切りし、残りは薄切りする。しそは千切りして水にさらし、水気を切る。
- 茶碗にみじん切りしたかまぼこ、水、塩昆布を入れ、600Wのレンジで2分加熱する。
- ごはんを加えて2.をかけ、かまぼこ、しそをのせる。
かまぼこの出汁が染み出た汁がごはんに染みる、寒い日に食べたい一品です。塩昆布と合わせることでうま味の相乗効果で味わい豊かになります。お好みであられを散らすと食感や香ばしさが加わってより一層のおいしさを楽しめますよ。
3. 1分でできる!かまぼこパテ
材料
- かまぼこ 10cm
- A クリームチーズ 100g
- A オリーブオイル 大さじ2
- A おろしにんにく 小さじ1/2
- A みそ 小さじ1
- A 黒こしょう 適量
- 塩 適量
- バゲット 適量
作り方
- かまぼこはひと口サイズに切ってフードプロセッサーに入れ、Aを加えて滑らかになるまで混ぜる。
- 塩で味を調えたら器に盛り、バゲットを添える。
材料をぜんぶフードプロセッサーで混ぜたら、はい、完成!こんなに簡単なのに味は本格派。かまぼこに使われている魚介の旨味が濃厚なチーズやオリーブオイルの風味と合わさって上品な味わいに。かくし味にみそを入れると味に深みが増しますよ。
いかがでしたか。
おかずにも、おつまみにもなり、出汁をいかせばお茶漬けにだってなっちゃうかまぼこ。おせちで余ったときはぜひアレンジレシピを作ってみてはいかがでしょうか。
五十嵐ゆかり(管理栄養士・料理研究家)
1987年生まれ、千葉県出身。減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。魅力発信☆むつざわ未来ラボの一員として出身地の千葉県長生郡睦沢町のPRをするなど、地域活性化活動にも取り組んでいる。
2016年10月に所属するフードクリエイティブファクトリーが恵比寿にエスニックカレーと濃厚かき氷のバー「ちゃのくん」をオープン。
http://chanokun.hatenablog.com/
著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。
ブログ:http://lineblog.me/igarashiyukari/
Twitter:https://twitter.com/igarashi_yukari
HP:http://foodcreativefactory.com/