波ッ!色・食・是・喰! こんにちは、グルメ修行僧・東山です。
突然ですが、今や世界はグローバル化の波に飲み込まれており、グローバル人材として英語の習得はもちろん、海外の文化にも精通した国際人として・・・
喝ァァァァァァァッッ!!
否!
日本人にとって一番大切なものは何か?
それは・・・
「おにぎり」ですッ!
ツヤツヤに炊き上げた白米に、塩をまぶし、具を包んで、やさしく握り、海苔で巻いて食す。
日本人の心の故郷、それがおにぎりです。
今日は、最高に真心を込めて、最高のおにぎりを握る、最高のおにぎり専門店を紹介します!
なんとこちら、カウンター形式でおにぎりを握ってもらえるのです!
カウンターには様々な具が用意されております。
お寿司屋のようなスタイルに心躍ります!
こちらの具のリストを見ながらオーダーしていきます。
葉唐辛子や、あみ(小エビ)などおにぎりの具としては珍しいものがたくさんあります!
塩辛なんて、ご飯にめちゃくちゃ合うので、おにぎりにしても最高なのは言うまでもないですね!
おにぎりは単品での注文が基本ですが、お昼は豆腐の味噌汁とおにぎり3個がついたセットが900円~が用意されています!
※290円以上のおにぎりを注文した場合は差額分だけ値段が上がります。
昼のおにぎり3個セット 900円~
ピカァァァァァァァァァァァァッ!!
うぅぅぅぅ・・・・・このビジュアル・・・・
涙を禁じ得ません!!美しすぎる・・・!!
米の純白な輝きとい、シャキっとパリッと立った海苔!
そして、たくあんの黄色。
もう、なんていうか、「理想のおにぎり」を具現化したみたいな感じですよね!
まずは、「いくら」!
いただきまっ・・・・・・うぅぅぅぅぅ・・・・
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!
号泣!号泣です!号泣のうまさ!!
パリッとした海苔に歯を立てると、ホカホカのごはんがほろほろほぐれ、そしていくらがプチっと潰れたと思うと、ネットリ濃厚な旨味と塩気が舌にまとわりつく・・!!
これは、史上最強のおにぎりかもしれません!!
普通に100個くらい食べたいです!!
お次は「さけ」!!
見てくださいよ!たっっっぷり入ったこの鮭を!3人前分くらい間違えて入れちゃったんじゃないかと心配になるレベルです!
しかも、身が大き目にほぐされているのも素晴らしい!
味はですね、とりあえず「最高に理想的な鮭のおにぎり」を思い浮かべてください。
その味がコレです!
お次は「こんぶ」!
いやいやいやいやいや!!
昆布大きすぎでしょう!入れすぎでしょう!
おにぎりのラインナップの中では割と控えめな存在の昆布ですが、ここの昆布はめちゃくちゃ主張してきます!
ザクザクした歯ごたえと、ふわりと噛み切れるやわらかさを兼ね備えており、味付けは甘さ控えめで、醤油感強めのめちゃうまです!!
ぐぬぬぬ・・・・うますぎて怒涛の勢いでおにぎりを食べ尽くしてしまった!
セットのおにぎり3つで我が食欲を止められるはずもなし!
えぇーーーい!追加で単品おにぎりオーダーじゃ~~!!!
単品オーダー1発目は「塩紫漬」!
紫蘇の実と、みじん切りにしたきゅうりの漬物が具として入ってます。
プチプチと弾ける紫蘇の実は、高貴なほどに香り豊か!
その紫蘇の爽やかな香りと、白米の甘いやさしい香り、そして海苔の香ばしさ・・・和の香り三重奏!たまりません!!
そして最後は・・・「塩むすび」!
これ、メニューにはない裏メニューです!
白米、塩、海苔、シンプルなだけにひとつひとつの素材の良さ、握りの技術の違いが一番味わえるおにぎりです。
いやぁ、これは衝撃的でした。
あまりの美味しさに驚き、感動しました。
この美味しさだけは言葉に表すことができませんので、一度是非味わってみていただきたい!
「おにぎり」という料理の神髄と、その凄さを感じることができるはずです!
さすがのグルメ修行僧もお腹がいっぱいになってしまい、ここで断念!
その他に気になった具としては、鮮やかな山吹色が美しい「山ごぼう」や、
おにぎりの具としては珍しい「紅生姜」などがあります。
くぅぅぅーーー!もっと胃袋が大きければ全種制覇できるのに!!
「東京で一番古い元祖にぎりめし」
歴史の重みを感じますねぇーーー。
おにぎり浅草宿六三代目主人の三浦洋介さんにお話を伺いました!
――ありがとうございますッ!!おにぎりという料理の素晴らしさを再確認できました!おにぎりって最高ですね!
ありがとうございます。そんなに喜んでいただけてよかったです。
――おにぎり浅草宿六さんは日本で一番古いおにぎり専門店とのことでいつごろから営業開始したのですか?
時は戦後、昭和29年からこの場所で営業開始しました。なので中には数十年通ってくださる常連さんもいますよ。
――ということは約60年の歴史があるのですね!その60年の中で、メニューの内容もかなり変わったのでしょうか?
いえ、うちは「ねぎ」と「干柳葉魚(ししゃも)」が新たに加わった以外は、全て創業当時から変わらないメニューです。
――ひえーー!すごすぎ!具以外のところでは、やはり海苔などは最高級品を使用しているのですか?
いえ、最高級品というブランドにはこだわっていないです。最高級品の海苔だと海苔の香りが強すぎて、具や米の繊細な風味に勝ってしまいます。なので、おにぎりとして完成した時に、全体の調和がとれるような風味のものを選定しています。要はバランスです。
――感動!「最高級品」というブランドのみに目を奪われていた自分が恥ずかしいッス!ごめんなさい!最後に美味しいおにぎりを作る上でのコツを教えてください!
あえて言うなら、“握りすぎない”ことですかね。あとは、“作り置きしないこと”。おにぎりは握りたてが一番美味しいので、うちは今後もこのスタイルを貫いていきます。
――本日はありがとうございました!
いやぁーーー!凄かったです!おにぎりにこんなに感動したのは初めてです!
思えばおにぎりを誰かに目の前で握ってもらってすぐに食べる、なんてことをしてもらったのはいつ以来でしょうか・・・まだ僕が大人になる前にお母さんに握ってもらったのが最後かもしれませんね。
うっ!なんか、急にお母さんに会いたくなってきた!母さーーーーーん!!!!
カウンターだけでなくテーブル席もあるのが嬉しい!テーブル席は4席×2の用意があります。
紹介したお店
TEL:03-3874-1615
住所:東京都台東区浅草3-9-10
著者プロフィール
グルメ修行僧 東山広樹
ラーメン屋の開業に向けて修行中の身でしたが、2016年8月10日に東京・蔵前に四川式汁なし担々麺専門店「タンタンタイガー」をオープンさせました。日々、担々麺道を極めんと研鑽しております。
【FBページ】https://www.facebook.com/tantantiger.tokyo/
【ブログ】Cooking Maniac