ギガ盛りのとん丼とは?
冬になると毎年1万羽を超えるナベヅルやマナヅルなどが越冬する鹿児島県出水市。市の特産品は鶏肉や鶏卵という街に、今年の3月にとん丼の店がオープンしました。
その店「ののとん」には、なんと総重量約1800g、「ギガ盛り」のとん丼があるのです! しかもそのギガ盛りを20分以内で完食できると1,580円が無料となるサービスがあり、現在チャレンジャー募集中ということでお店にお邪魔してみました。
↑最寄り駅はJR出水駅
↑出水といえばツル!
すでにギガ盛り感漂う外観
JR出水駅から徒歩でも10分ほど、出水市役所の近くにあり、とん丼の大きな写真が掲げられている外観が目印。
店内は白とブラウンを基調とした喫茶店風です。
メニューはとん丼とラーメン、油そばとシンプル。とん丼の味はスタミナ、しょうが焼き、塩ダレと3種類あり、おススメはニンニクの利いた「スタミナとん丼」です。
でもなぜ、鶏推しの出水でとん丼の店を?
「お腹いっぱい食べると元気に働けるじゃないですか!」と語るのはオーナーの早水さん。実はスタミナとん丼は早水さんが東京で営業マンをしていた20代の頃に、週に3回は通っていたというお店のスタミナ丼の味を再現したものだそう。当時お店のまねをして自作してみたけれどなかなか納得できる味にならず。時を経て現在のスタッフとともに1か月近くの試作を重ねて、ようやく思い出の味を再現できたそうです。
↑こちらはスタミナとん丼のレギュラーサイズ、ご飯は400g!
いざ、ギガ盛りにチャレンジ!スゴいボリュームだ
ということで、いよいよギガ盛りの登場です。
味はおススメのスタミナでお願いしました。総重量1800gのうちご飯は1200g。ここのとん丼のサイズは4種類ですが、レギュラーサイズでもご飯は400g! 茶碗1杯が150gとして約2.5杯分です。ギガ盛りの1200gだとなんと茶碗8杯分にもなるのです。
↑iPad(miniではありません)と比べてもこの大きさ!
これに豚肉やタマネギなどが加わっているのですから、かなりなボリュームです。
まずはお肉から。国産豚肉にすりおろしたニンニク、しょうゆなどで味付けしてあり、かなりニンニクがきいた、ガッツリ系の味。でも思った以上に脂っこくはなく、あっさりと食べられます。
↑20分チャレンジの際は、ピンクの豚ちゃんが時間を計ります!
↑ご飯もギッシリ詰まってます
↑生卵とお肉の相性も抜群
このギガ盛りに備えて昼食を抜いてきたので、始めのうちはパクパク食べられます。
20分以内というのは無理でも、このまま完食できちゃう? と密かに思いながら食べていたのですが・・・・。むむむ。さすがに3分の1ほど食べたあたりから満腹感が。それでもなんとか2分の1ほど食べましたが・・・・
ギブアップです!くぅ、残念!
(このあとみんなでおいしくいただきました)
ギガ盛りを完食した猛者はまだ7名
ちなみにオープンから取材日の6月中旬まで完食者は7名、うち20分以内に完食できたのは2名のみ。
↑完食者の写真は店内に掲示されます
最短記録は15分、なかには1時間30分ほどかけて完食した人もいるとか。スタッフによると味は塩ダレで、食べ始めたら同じペースでとにかく絶え間なく食べ続ける人の完食率が高いそう。
他にも肉を先に食べ残ったご飯に玉子を追加オーダーして卵かけごはんにして食べる、テーブル備え付けの調味料を駆使して味を変えながら食べるなど、完食のための策はいろいろ考えられるそうです。
↑写真を掲示する壁はまだまだスペースあります
「完食者の写真でこの壁がいっぱいになる日を楽しみにしています!」とお店もチャレンジャーを迎え入れる準備は万全ですから、我こそはと思う人はぜひ!
↑「チャレンジ、お待ちしてます!!」
紹介したお店
とん丼の店 ののとん
鹿児島県出水市緑町18-16-1F西
☎0996-63-3360
営業時間 11:00~14:30、17:00~21:30
休み なし
駐車場 15台
おばらけいこ プロフィール
鹿児島は南薩に生まれ、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ旧集成館にほど近い上町エリア在住のフリーライター。
地元タウン誌出身、取材範囲は鹿児島を中心に九州全域の観光関連情報を中心にあれこれ。
芋焼酎のお湯割りと鶏刺しがあればとりあえずご機嫌になります。