今回の料理:らっきょうしょうゆ
作らにゃ損、損!
西原 あら、あの甘酢漬けのらっきょうじゃないんですね。
枝元 今回使うのは、6〜7月に旬を迎える生のらっきょうです。自分で言うのも何ですけど、この「らっきょうしょうゆ」は私の名作って思ってるんです。
西原 楽しみ! まずらっきょうを刻んでと。いい匂い。
枝元 でもこれ、生でかじるとすごく辛いですよね。子どものころ、父がお酒片手に野球を見ながらかじってたなあ。「食べたい、食べたい」って頼んで、もらったんだけど、一口かじって「大人はなんでこんなの食べるんだろう」って思った。
西原 えっ、この青いところも刻むの? 捨てそうだけど。
枝元 青いところも残さず食べるための料理なの。ここが青々として乾燥してないものを選んでください。
西原 うちには甘酢漬けのらっきょうが大量に残ってるんです。ばあちゃんが宅配サービスで、いつも3袋セットを1袋かと間違えて誤発注するから、どんどんたまる。
枝元 甘酢漬けだとあんまり食べられないんですよね。
西原 カレーに添えても、カレーに夢中で忘れちゃったり。
枝元 あはは。らっきょうしょうゆだと、調味料としていろんな料理に使えるから便利。刻んだらっきょうにしょうゆをどぼどぼっと入れて、酢とごま油を加えれば、はい完成。
西原 うそ、早すぎ。
枝元 これね、目玉焼きご飯にかけて食べるのが一押しなの。
西原 これもう見た目が満点ですよ。あ、しょうゆの辛みが卵でまろやかになってうまい!
枝元 豚しゃぶも用意しますね。豚しゃぶは氷水でしめる派ですか?
西原 とんでもない! ほんのり人肌で、軟らかくなった豚の脂がおいしいんじゃないですか! 冷やして固くするなんて理解できない!
枝元 あはは、さすがの豚肉愛。私も温かい派です。
西原 ああー、らっきょうしょうゆで豚の脂の甘みが引き立つ。これは息子に食べさせよう。
枝元 今が旬、作らにゃ損ですぜ!
【構成・中川聡子、写真・北山夏帆】
らっきょうしょうゆ
材料
- 生のらっきょう(エシャレットや島らっきょうでも) 100グラム
- A(しょうゆ1/2カップ、酢・ごま油各大さじ1)
- 豚バラ(しゃぶしゃぶ用の薄切り) 200グラム
- 卵 1個
作り方
- らっきょうをみじん切りにし、Aを加えて混ぜる(密閉容器に入れ、冷蔵庫で約1カ月間保存可)。
- 湯を沸かし、ショウガの薄切りとネギの青い部分1本(分量外)を入れ、80度くらいになったら、肉を入れて、色が変わるまで手早く火を通す。お好みでキュウリのスライス(分量外)などを添え、1.をかけて食べる。
- 目玉焼きに1.を添えて食べてもおいしい。
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