今回は2018年11月にオープンした「道の駅たるみずはまびら」をご紹介します。
こちらは、鹿児島で一番新しい道の駅というだけでなく、ロケーションが抜群の上、北海道が本店のカフェがあったり、地元の美味しいものが食べられたりと何かと注目を集める話題のスポットとなっているのです。
▲道の駅たるみずはまびらの外観、右奥は桜島
「道の駅たるみずはまびら」があるのは、国道220号線沿いの垂水市浜平地区です。広々とした駐車場の奥に、本館、情報提供施設、マリンパークたるみずなどがあります。
札幌発のカフェが垂水に!
まず向かったのは、本館2階にある「宮田屋珈琲 たるみず店」です。
こちらは札幌市に本店があるカフェで、北海道以外で唯一、出店しているのがここなのです。
なぜ北海道から遠く離れた垂水市に?と思うでしょうが、宮田屋珈琲の社長さんが垂水市の出身ということで、今回の出店に繋がったそうです。
▲テーブルだけでなくカウンター席もあります
店舗内は広々としていて、特に海側は天井に届くガラス張りになっていて、見晴らし抜群!
天気が良ければ錦江湾(鹿児島湾)を挟んで対岸の薩摩半島をパノラマで見渡すことができます。テーブル席だけでなく海側に向くカウンター席もあるので、ついつい長居してしまいそうです。
こちらでは店舗内に焙煎室を持ち、コーヒー豆の販売も行っています。
またコーヒーは1杯ずつハンドドリップで淹れてくれます。
▲マンデリン600円
ドリアやサンド、パンケーキなど食事からスイーツまでメニューも幅広く、夕方以降はアルコール類もあります。そんなメニューの中からおススメされたのは、札幌の店舗でも人気の「桜島美湯豚揚げたてミルフィーユカツサンド」です。
▲桜島美湯豚揚げたてミルフィーユカツサンド720円(ドリンクとセットで100円引き)
桜島美湯豚は、地下1300メートルから発掘される天然温泉水を飲んで育つ、垂水市のブランド豚。甘くて柔らかいこの美湯豚の肉をミルフィーユ状に重ねて揚げたカツを挟んだサンドは、ボリュームも満点です。
ちなみにこちらの店舗で使用しているパンは、地元のパン店「ティンカーベル」さんのものだそう。またパンケーキでは、北海道産小豆と宇治抹茶のアイスを乗せていただく小倉パンケーキもいただきました。
メニュー写真ではそんなに大きくないのかな?と思ったのですが、実物はかなりボリューミー!
甘いものは別腹!自信のある方もオーダーの際は気を付けてくださいね。
まだまだ美味しいものあります!
「宮田屋珈琲」さんでゆっくりしたら、すぐ隣の展望コーナーへ。
ここからの桜島の眺めも抜群で、記念撮影にもおすすめです。
また本館1階には、垂水の海の幸や山の幸を味わえるレストラン「Farm to Table TARUMIZU」があります。
こちらも全面ガラス張りでとっても開放的な造りの店舗で、垂水の特産品でもある新鮮なブリやカンパチなどを丼や定食でいただけます。
ブリ・カンパチ食べ比べ丼はブリかカンパチかに迷う人には嬉しいメニュー。
▲プリ・カンパチ食べ比べ丼980円(税別)、おみそ汁も付きます
また単品でも頼めるカンパチのかぶと煮は魚好きにはぜひ食べてもらいたい一品。
▲カンパチのかぶと煮580円(税別)
鹿児島ならではの甘い醤油がしっかりきいている味付けは、ご飯何杯でもいけそうです。
ほかにも垂水市や大隅地域のお土産や特産品販売の「マルシェ」では、旬の野菜や水産加工品も盛りだくさんですが、なかでも人気なのはインゲンの餡が入った「垂水かるかん」。
かるかんは山芋とメレンゲで作る鹿児島の郷土菓子ですが、そのかるかんの中に垂水産のインゲンで作ったあんこが入っているちょっと珍しいお菓子で、店頭に並んでもすぐに売れてしまうそう。
実際に取材日もお話を伺ってからお店をのぞいてみると、午前中なのに残り1パック、、、!(ちゃんと午後から追加されていました)。
また垂水市の大野原地区でサツマイモの紅はるかを1か月半ほど寒風の中で吊るして熟成させる“つらさげ芋”の焼き芋なども人気だそうです。
さらにもこもこのソフトクリームがいただける「MilkLab.」では鹿児島のお茶・さえみどりのパウダーがかかったソフトクリームを味わい、
▲ソフトクリーム・お茶(さえみどり)390円
お土産や衣料品などを扱う「さつま工房はまびら」でグッズを見たり、「まるいちほぐし庵」ではマッサージではなくドクターフィッシュに癒されたりと、なんだかんだで半日過ごしてしまいました。
そして4月にはSUPなどマリンスポーツの用具を気軽にレンタルできる「マリンパークたるみず」がオープンしたり、夏には魚や精肉の販売所とフードコートもオープン予定と、まだまだ進化中の道の駅なのでした。
紹介したお店
道の駅たるみずはまびら
電話:0994-45-5727
営業時間:9:00~18:30(カフェ、レストランは~21:00)※レストランは昼休みあり
休み なし(店舗によって定休日あり)
公式HP:http://tarumizuhamabira.jp/
おばらけいこ プロフィール
鹿児島は南薩に生まれ、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ旧集成館にほど近い上町エリア在住のフリーライター。
地元タウン誌出身、取材範囲は鹿児島を中心に九州全域の観光関連情報を中心にあれこれ。
芋焼酎のお湯割りと鶏刺しがあればとりあえずご機嫌になります。