力尽きレシピの中の人、犬飼つなです。
時短調理できる電子レンジ、とても便利ですよね。最近は「電子レンジで作れる料理レシピ集」なんていうのもあるくらい、電子レンジ調理が一般的になってきました。
そんな電子レンジをさらに活躍させるべく、「電子レンジを使った便利ワザ」と、それらを利用した簡単なレシピもいくつかご紹介します。手間をかけていたアレコレも、電子レンジを使うとお手軽にできますよ。
【基本】電子レンジの使い方
まずは電子レンジの使い方の基本を簡単に説明します。なんとな〜くで使っている方、これを機に基本を覚えておけば、ちょこっとですが節電になりますし加熱時の失敗も減らせます。
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お皿の置き方のポイント
電子レンジでチンするとき、お皿の置き方や食材の並べ方に少し気をつけるだけで、早く火が通ったり加熱のムラを減らしたりすることができます。
ターンテーブルタイプ(電子レンジ庫内でお皿が回るタイプ)の場合、中央部より辺縁部の方が電磁波が強く当たります。そのため、温めるものを中央からずらして置いた方がしっかり温めることができます。
フラットテーブルタイプ(庫内が平らで、回るお皿がないタイプ)の場合、庫内に電磁波が拡散しやすい作りになっているので、お皿は中央部に置いておけば問題ありません。
ラップする?しない?
なんでもかんでもラップをかける必要はありません。
ラップの主な効果は
- 熱を閉じ込めて温め効率を上げる
- 水蒸気を閉じ込めてしっとり仕上げる
- 飛び散りを防止する
です。
よって、しっとり仕上げたいもの(煮物や冷凍ごはん、肉まんなど)はラップをかけてチンしましょう。また、油分の多いもの(肉料理、焼きそば、カレーなど)は油がはねやすいので、ラップをかけて飛び散るのを防ぎましょう。
逆に、カラッと仕上げたい揚げ物などの再加熱は、ラップせずにチンしましょう。
チンしてはいけないもの
電子レンジは電磁波で食材を温めるので、チンしてはいけないものがいくつかあります。
アルミホイルや金属の飾りがついた皿
電磁波を反射して火花が散り、最悪電子レンジが故障してしまいます。条件によっては大丈夫なこともありますが、基本的にはNGです。
殻・膜に覆われているもの
卵、ソーセージ、明太子など殻や膜に覆われているものは、内側から温まって圧力が上がり破裂する危険があるので、注意が必要です。
電子レンジで加熱したい場合は、穴を開けたり切り込みを入れるなどして、空気の逃げ道を作りましょう。
厚みのある生肉
チンしても危険はありませんが、肉の中から旨味が流れ出てしまい、仕上がりがかなりイマイチになります。厚みのあるお肉はフライパンなどで表面を焼いて、旨味を閉じ込めて調理するのがオススメです。
電子レンジの10の便利ワザ
1. カリカリ粉チーズを作ろう
冷蔵庫内で余ってカピカピになりがちな「スライスチーズ」を使って、カリカリな粉チーズを作ることができます。
使うのは「とろけるスライスチーズ」ではなく、とろけないタイプです。サンドイッチなどに挟んで、そのまま食べるやつですね。
これをカリカリ粉チーズに変身させます!
ざっくりした手順
- 耐熱皿にクッキングシートを敷いて、4つにちぎったスライスチーズをのせる。
- そのまま500W電子レンジで1分50秒チンする。
- すり鉢または指で、好みのサイズになるようにゴリゴリ砕いて完成。
詳しい作り方
最後に剥がしやすいよう、クッキングシートを使うと便利です。
これをラップせずに1分50秒チンします。すると膨らみ、チンしたてはちょっと柔らかいですが冷めるとカリカリに固くなります。
この時点で食べてもサクサクしておいしいです。(チーズが歯の溝に詰まるので注意)
これをゴリゴリとすりつぶして、細かくします。
すり鉢等なければ、指でつまんで擦り合わせ、細かくしてもOKです。サクサクした食感が楽しめるので、あえて大きいカケラを残すのもオススメ。
我が家では市販の粉チーズの代わりにミートソーススパゲッティにかけたりします。リッチなチーズ感が味わえるので、最高です。
2. フライパンなしで炒り卵
わざわざフライパンで作るにはちょっと面倒な炒り卵。電子レンジを使えば、フライパンを使わずに簡単に炒り卵を作れます。
ざっくりした手順
- 耐熱皿に卵1個を溶いて、砂糖小さじ1、みりん小さじ1、牛乳小さじ2、塩ひとつまみを加えてよく混ぜる。
- 500Wの電子レンジで40秒加熱し、固まった卵を崩しながらよく混ぜる。
- さらに30秒加熱し、よく混ぜて完成。
詳しい作り方
ふわっと甘めの味付けです。調味料はお好みで変えて大丈夫ですが、みりんを入れると時間が経ってもふわふわ感を保てます。混ぜるときは泡立て器か、なければフォークで。
これをラップをせずに40秒加熱すると、固まった部分+液体の部分が混ざった状態になります。よーく混ぜて、この固まった部分をほろほろにほぐしましょう。
再びラップをせずに、30秒加熱します。ほぼ完全に固まればOKです。余熱で多少固まります。(お弁当に入れる場合は、念のためしっかり固まるまで加熱しましょう)
炒り卵を取り出した後のお皿は、早めに水につけておきましょう。お皿についた卵が乾燥してカピカピになると、こびりついてしまいます。
炒り卵を使った簡単レシピ
鮭フレークの簡単三色丼。お弁当にも使えますよ。酢飯がポイント。ミツカン「カンタン酢」などの調味酢で楽に作れます。(カンタン酢は他の料理にも使いやすいので、おすすめです!)
食材
- あたたかいごはん 1人分
- 調味酢(カンタン酢など) お好み量
- 鮭フレーク お好み量
- 大葉 4〜5枚
- 炒り卵 お好み量
作り方
- あたたかいごはんに調味酢をお好み量混ぜて、酢飯を作り、器に盛る。
- 1の上に鮭フレーク、炒り卵をのせる。
- 大葉を重ねてくるくる巻き、端からキッチンバサミで細く切って、2の上に散らす。
3. 焼かずに目玉焼き
目玉焼きも、わざわざフライパンで作るのは面倒ですよね。
電子レンジで作ろうとすると、有名なのは「つまようじなどで穴を開ける」という方法だと思います。
でも、この方法だと黄身が流れ出たまま固まったり、結局白身が爆発したりとキレイな目玉焼きにするのはなかなか難しいんですよね……。
実は、黄身に穴を開けずに目玉焼きを電子レンジで作る方法があるんです。そのポイントは「解凍モード」。たったこれだけです。
ざっくりした手順
- 耐熱皿に卵を割り入れる
- 電子レンジの「解凍モード」で、白身が固まるまで加熱する(加熱時間は機種による、2〜5分程度)
詳しい作り方
使うお皿は、目玉焼きの完成サイズとぴったりの大きさの物がおすすめ。キレイに仕上がります。
まずは卵を普通にぱかっと割ります。
これをラップをせずにそのまま、解凍モードでチンします。卵の温度や電子レンジの機種によって加熱時間は異なりますが、だいたい2〜5分程度です。最初は短めにチンして、一度様子をみてから追加で加熱するのがおすすめです。
この仕上がりでは白身のトロッと感が残っているので、完全に固めたい場合はもう30秒ほど追加でチンするとよいでしょう。
ちなみに、穴をあけて普通の加熱モードでチンした場合の目玉焼きと並べるとこんなかんじ。
だいぶキレイに仕上がりますね。白身の爆発も起こっていません。
普通にチンするより時間がかかってしまうので、急いでいなくてキレイに作りたいときにおすすめの方法です。
4. フライパンなしでカリカリベーコン
ちょっとトッピングでカリカリベーコンが欲しい、でもわざわざフライパンを汚してまで……という時に、キッチンペーパーがあれば電子レンジでカリカリベーコンを作ることができます。
使うのはハーフベーコンです。
ざっくりした手順
詳しい作り方
ベーコンは重ならないように並べます。下に敷くキッチンペーパーは、1枚でもよいですが2枚の方がしっかり脂を吸ってくれるので、できればケチらずに2枚敷きましょう。
上にのせるキッチンペーパーは1枚で大丈夫です。
このままチンすること2分。滲み出た脂をキッチンペーパーが吸い取ってくれます。カロリーオフにもよいですね。
ここでめくってみて、まだカリカリ感が足りなければ、キッチンペーパーを交換して追加で加熱しましょう。
メーカーや脂の割合によって、ベーコンの火の通り具合が変わってくるようです。
上の写真からもう30秒くらいチンすると、ちょっと焦げた感じに香ばしく、よりカリカリなベーコンになりますよ。そのあたりはお好みで調節してください。
カリカリベーコンを使った簡単レシピ
とろ〜り温玉とカリカリベーコンのピザ風。温玉を割って全体に絡めて食べましょう。スーパーに売っているトルティーヤの皮をピザ生地代わりに使うと、お手軽でクリスピーな仕上がりになります。ベーコンのカリカリ感、温玉のとろ〜り感、生地のサクサク感がたまりません。
食材
- カリカリベーコン お好み量
- ほうれん草(冷凍のものを解凍してもOK) お好み量
- トルティーヤの皮 1枚
- ピザソース お好み量
- たまご 1個
- 水 100cc
作り方
- トルティーヤの皮にピザソースをお好み量塗る。
- 1にほうれん草をのせたら、アルミホイルを敷いたトースターで3〜5分ほど、トルティーヤに焼き色がつくまで焼く。
- マグカップなどに卵1個を割り入れたら、水100ccをそっと加えて、ラップせずに500W電子レンジで1分10秒加熱して温玉を作る。
- 焼きあがった2にちぎったカリカリベーコン、3の温玉をのせる。
温玉はこんなかんじで、マグカップに卵と水を入れてチンするだけです。チンした後すぐに取り出さないとどんどん卵が固まってしまうので、トルティーヤが焼けてから作り始めるのがオススメ。
5. しけった海苔を復活させる
100枚入りの味海苔など、使いきれずにしばらく放置してしまい、うっかり湿気らせてしまった……そんなときは、食べる直前に電子レンジでチンしましょう。パリパリ感が復活しますよ。ポテトチップスなどにも使えるワザです。
ざっくりした手順
- しけった海苔をキッチンペーパーの上にのせる。
- 耐熱皿にのせて500W電子レンジでラップせずに1分以上加熱する。
詳しいやり方
お皿の上にキッチンペーパーを敷いて、その上に湿気った海苔をのせます。重ならないようにしましょう。
あとはそのままチンするだけです。ラップをかけたり、キッチンペーパーを被せたりする必要はありません。
なお、パリパリ感が復活した後、短時間でまた湿気ってしまいます。チンした後はすぐに食べましょう。
6. 豆腐の水切りが短時間でできる
豆腐を使った料理の下処理として必要な水切り。ふきんで包んで、重しをのせて、しばらく待つ……なんてことしなくても、電子レンジを使えば比較的短時間でできます。有名な方法ではありますが、改めておさらいしましょう。
ざっくりした手順
- 豆腐をキッチンペーパーで2〜3重に包む。
- 耐熱皿にのせて500W電子レンジで3分30秒ほど加熱する。
- キッチンペーパーに包んだまま、スプーンで上から軽く押さえる。
詳しいやり方
豆腐は木綿でも絹でも大丈夫です。
これをキッチンペーパーで2重か3重にくるくる巻いて、包みましょう。
包んだら、そのまま電子レンジで3分30秒ほどチンします。
最後に、スプーンで軽く上から押さえて水を絞ります。このときにお皿を傾けて水を流しながら行ってもよいです。
なお、しっかりと水切りしたい場合は、スプーンで押さえるかわりに重し(水を入れたお皿など)をのせて、5分ほど放置してもOKです。
ちなみに、その後の料理に支障をきたさなければ、キッチンペーパーをはがしてからスプーンでざくざくっと崩しておくと、30秒〜1分程度でもかなりの量の水分がじわ〜っと出てきます。
麻婆豆腐など、豆腐の形が崩れても構わない料理に使うときは、この方法がおすすめです。
7. 硬いかぼちゃを切りやすくする
かぼちゃを切ろうとしたら硬すぎて困ったことはありませんか?そんなときにも電子レンジが役立ちます。丸ごとかぼちゃも、1/4カットなどにも使える方法です。
ざっくりした手順
- かぼちゃの表面を洗って、濡れたまま電子レンジに入れる。(カット済みのものはラップで包む)
- 500W電子レンジで5〜6分加熱する。(カット済みのものは2〜3分)
詳しいやり方
丸ごとのかぼちゃを切ろうとすると、刃が抜けなくなることがありますよね。
このまま無理やり切ろうとすると危険です。
水で表面をさっと洗ったら、そのまま電子レンジへぽんっと入れましょう。
1/2や1/4カットのかぼちゃの場合は、断面が乾燥しないようにラップで包みましょう。
丸ごとの場合は5〜6分チンします。カット済みのかぼちゃなら2〜3分でOKです。電子レンジから「火の通ったかぼちゃ」のにおいが漂ってきたら、加熱をやめましょう。
表面は若干まだ硬いかもしれませんが、少し刃が入ればそのままストンと切れますよ。
ここからさらに半分に切るときは、安定するようにオレンジの面を下にしましょう。
あとはワタとタネをスプーンでえぐり取って、小さく切って料理に使いましょう。
8. トマトの皮むきが簡単にできる
トマトの皮をむくためだけに熱湯を用意するのは面倒ですよね。湯むきではなく、電子レンジを使って簡単に皮をむくことができます。ただ、電子レンジよりもお湯を使った方がキレイにむけるので、その後の料理によって使い分けるのがオススメです。
ざっくりした手順
- トマトを洗って、ヘタと反対側に包丁で浅く十字に切り込みを入れる。
- 耐熱皿にのせて500W電子レンジで1分程度加熱する。
- 水で粗熱をとって、十字の切り込みから皮をむく。
詳しいやり方
まずはトマトに十字の切り込みを入れます。深すぎるとトマトが崩れやすくなるので、浅めにしましょう。爆発を防ぐ目的なので、表面が軽く切れていれば大丈夫です。
切り込みを入れたらそのまま電子レンジで1分加熱します(2個同時に加熱する場合は、2分くらい)。冷蔵庫で冷えたトマトなら、プラス20秒くらいチンしましょう。加熱が長すぎると崩れやすくなるので、要注意です。
チンした後は、水でザーッと冷やして粗熱をとります。
触っても平気なくらいの温度になったら、切り込み部分からそっとめくって皮をむきます。
湯むきした時よりも皮がちぎれやすいので、こまめにめくりながらむいていきましょう。
最初にも書きましたが、湯むきしたトマトよりもボロッとした見た目になるので、美しいトマトの形のまま丸ごと料理に使いたい、という場合には不向きです。切ったり、煮たりして使うような料理に向いています。
皮むきトマトを使った簡単レシピ
ふわとろトマ玉スープ。皮むきしたとろっとしたトマトと、ふわふわの卵の入った中華スープです。トマトの酸味がいつもとちょっと違った中華スープにしてくれます。
材料
- トマト 2個
- 卵 1個
- 鶏ガラスープの素 小さじ2
- 水 300cc
- ごま油 小さじ1
作り方
- 水300ccと鶏ガラスープの素を小鍋に入れて火にかける。
- 皮をむいてヘタをとったトマトを丸ごと1に入れて、適度に崩しながら加熱する。
- 沸騰してきたら、溶いた卵を回し入れて、1〜2周くるくるっと軽くかき混ぜる。
- 卵が固まるまでふつふつさせたら完成。もしあれば白ごまを振る。
9. レモンを絞りやすくする
生のレモンを切って絞るとき、できるかぎり汁を絞り出そうとぎゅぎゅぎゅ〜っと力を入れていませんか?実は、切ったレモンを電子レンジでチンすると、大して力を入れなくても簡単に大量のレモン汁を絞り出せるようになります。
ざっくりした手順
- レモンを6等分くらいになるようにくし切りにする。
- 耐熱皿にのせて500W電子レンジで30秒加熱する。
- 熱いので、やけどに気をつけて絞る。
詳しいやり方
レモンはくし切りで6等分くらいにして、耐熱皿に入れます。
そのまま電子レンジで30秒チンします。短時間なので、種が破裂する心配もありません。8等分にしたレモンの場合は、20秒くらいで大丈夫です。
チンしたあとは結構熱いので、やけどに注意してください。
特に力を入れなくても、ここまでクタッと絞れます。
ちなみに、切ったレモンはカビが生えるのが意外と早いです。使い切れずに残った分は、早めに使うようにしましょう。
もしすぐに使う予定がなければ、電子レンジの掃除に使うのがオススメです。
レモンで電子レンジをお掃除
水100ccくらいを入れた耐熱皿に、レモン1/2個分くらいの絞り果汁と絞ったあとのレモンを入れます。もっとレモンがあれば、それも絞って加えても構いません。
このまま電子レンジで3分ほどチンします。
チンしたら、そのまま扉を開けずに5分ほど放置します。
最後に、庫内を水拭きします。汚れがひどい部分は、チンしたレモン汁をつけて拭くとよいです。
効果があるのは「油汚れ」。オーブンとして使ったときの「コゲ」は落ちにくいのでご注意ください。
10. カスタードクリームを簡単に作れる
電子レンジを使えば、鍋という面倒な洗い物を出すことなく、簡単にカスタードクリームを作ることができます。
できたてをリッツなどのクラッカーにつけて食べると最高ですよ!
ざっくりした手順
- 耐熱ボウル(あるいは大きめの耐熱のお皿・丼等)に卵1個を溶き、砂糖大さじ4を加え、泡立て器でよく混ぜる。
- 薄力粉大さじ2を加え、粉が見えなくなるまで混ぜる。
- 牛乳200ccを加え、泡立て器でよく混ぜる。
- ラップをせずにそのまま、500W電子レンジで2分加熱する。
- 泡立て器でよく混ぜて、再度40秒加熱する。
- 泡立て器でよく混ぜて、さらに20秒ごと加熱し、その都度よく混ぜる。好みの固さ一歩手前くらいでやめる。
- バニラエッセンスを加えて混ぜ、放置して冷ます。
詳しい作り方
卵は全卵でOKです。耐熱ボウルか耐熱のお皿(ぐるぐるかき混ぜても大丈夫な大きさのもの)に割り入れ、よく混ぜます。
そこに砂糖大さじ4を加えて、よく混ぜます。(砂糖の量は好みで調節してください)
砂糖がしっかり混ざったら、薄力粉大さじ2を加え、粉が見えなくなるまで混ぜます。混ぜすぎると粘り気が出てしまうので注意。
最後に牛乳200ccを加えて、よく混ぜます。
よく混ざったら、ラップをせずにそのまま電子レンジで2分加熱します。
この時点ではまだ「本当にクリームになるのか……?」というぐらいにさらさらの液体の状態。
ここで一度よく混ぜて、再度40秒チンします。
そうすると、少しとろみが出てきます。
さらに混ぜて、今度は20秒ずつチンしていきます。
徐々にとろみが出てきます。
また混ぜて、20秒チン。ここで焦って長時間チンしてしまうと、火が通りすぎて「小麦粉を加熱したボソボソした何か」になりかねないので、失敗しないために少しずつチンしましょう。
そろそろ、かなりもったりしてきます。
冷ます間に余熱で火が通って少し固くなるので、好みの固さの一歩手前で加熱をやめるのがポイントです。
もしあれば、バニラエッセンスを加えるとより本格的になります。7〜8滴くらいが目安。
最後は放置して冷まし、粗熱が取れたらラップして冷蔵庫で冷やしましょう。
とはいえ、とりあえずできたての温かいクリームを、食パンやクラッカーにつけて食べるのがオススメです。
これだけでも最高なのですが、さらに美味しく、超お手軽にスイーツっぽくするレシピをご紹介します。パイやタルトは面倒、シュークリームなんてもってのほか、もはやオーブンがない……という人にもオススメです。
カスタードクリームを使ったレシピ
カスタードとベリーのパフェ風。もはや加熱不要、重ねるだけの超簡単スイーツです。果物は、カスタードに合うものなら何でもOKです。キウイやバナナ、缶詰の桃なども美味しいですよ。
材料
- クラッカー(リッツなど) 数枚
- いちご お好み量
- 冷凍ブルーベリー お好み量
- カスタードクリーム お好み量
作り方
- クラッカーを砕いてカップに入れる。
- カスタードクリーム→冷凍ブルーベリーといちご→砕いたクラッカーの順に重ねていく。
- 最後にカスタードクリームをのせ、一番上に冷凍ブルーペリーといちごを飾る。もしあれば、ミントを飾ると見栄えがアップ。
まとめ
電子レンジは少し工夫すれば、フライパンが不要になったりいろんな手間が省けたりと、とても便利なアイテムです。
ぜひこれら10の便利ワザを頭の片隅に置いておき、「あ、そういえばコレ電子レンジで簡単にできたな〜」と思い出して、お役立ていただければ嬉しいです!
- カリカリ粉チーズを作ろう
- フライパンなしで炒り卵
- 焼かずに目玉焼き
- フライパンなしでカリカリベーコン
- しけった海苔を復活させる
- 豆腐の水切りが短時間でできる
- 硬いかぼちゃを切りやすくする
- トマトの皮むきが簡単にできる
- レモンを絞りやすくする
- カスタードクリームを簡単に作れる
著者プロフィール
犬飼つな。「力尽きたときのための簡単ズボラ飯レシピ」の中の人です。疲れたときこそちゃんとしたごはんが食べたい派。初心者でも作れる簡単ズボラなレシピをこよなく愛しますが、(お財布が許してくれる限りで)外食も大好きです。