干物とハンバーガーというかなり意外な組み合わせのメニューがメインのカフェが、鹿児島県霧島市にあります。「干物ってご飯のお供よね?」と思いつつも、まずは食べてみなきゃ!ということで行ってまいりました。
直売所もあるオシャレカフェ
そのカフェの名前はずばり「ひものcafé 酒元水産直売所」です。東九州道隼人東インターからすぐ、浜の市港にも近い場所にあります。
創業は昭和22年という老舗の水産食品メーカーが営むカフェで、2017年8月にオープンしています。
水産加工品の直売所に併設と聞いていたので、港町の道の駅的なスペースを想像していたのですが、店内も天井が高く、ソファやテーブル、インテリアも個性的でめちゃめちゃオシャレなカフェになっています!
しかも店内にはペット用の服などを販売する雑貨コーナーもあり、カフェ利用以外でも気軽に立ち寄ることができます。
▲ペット連れでも利用できるテラス席も新設されました
そんなオシャレな空間でいただくのが、“ひものバーガー”というギャップがたまりません。お話を伺うと「干物を食べてもらうための第一歩になれれば」という思いから、あえて定番の「干物+ごはん」ではなく「干物+パン」にしたそうです。
また、自社で作る商品をもっと気軽に食べてもらったり、新しい食べ方の提案にもなればとのこと。
▲お店のあちらこちらに魚グッズがあるので探してみては?
鯖バーガーとご対面!
オープン当初から提供しているのは鯖バーガー。これはノルウェー産の脂がたっぷりのったサバの骨を取って干物にしたものを使用。乾燥した干物というよりは切り身に近い食感なので、バンズで挟んでも違和感がないのが特徴です。
他にも明太子入りのタレに漬けたサバを使うチーズ×明太鯖バーガー、2018年夏に新登場したアボカド×スモーク鯖バーガーなどがあります。
今回私がいただいたのは、新登場のアボカド×スモーク鯖バーガーセット。
バーガーにフライドポテトやドリンク、デザートまでついて900円とお得な内容です。見た目は完全にハンバーガーで中身はサバの干物と言われなければわからないほど。
▲アボカドの上に乗っているのがスモークされたサバ
▲フルーツ盛りだくさんのデザート
▲魚の形をしたクッキーはお店の手作り
でもひと口頬張ると、口の中にスモークの良い香りが広がります。サバは食感も柔らかで、アボカドとも好相性!全体的にさっぱりとした味わいで、これはぜひ、魚は苦手で、、という人にもチャレンジしてもらいたいバーガーです。
また「やっぱり干物には白いご飯がいい」という方には、前日午前中までの予約で焼き魚(ゆず昆布鯖)に小鉢2品、ご飯、味噌汁つきの定食900円もありますので、ご安心を。
そしてもちろん、水産加工品の直売コーナーもあります。
こちらは水産加工メーカー直売だけあり、どれをとってもお得なお値段になっています。
▲9月に発売開始になったばかりの新商品も
▲鯖バーガーに使っている干物はコチラ
なかでも規格より小さい、形は良くないなど“ちょっとだけ”訳ありな商品の詰め合わせがひと箱1000円!という驚きの商品もあります。
▲たっぷりと入って1000円! 地方発送もできます
美味しく食べて、お得に買って、ゆっくり寛ぐ。和と洋が見事にマッチしたオリジナルなカフェでした。
紹介したお店
ひものcafé 酒元水産直売所
電話 0995₋73₋5101
営業時間 9:00~17:00
休み 日祝日(※インスタグラムでも営業時間、休みの情報を発信)
駐車場 20台
おばらけいこ プロフィール
鹿児島は南薩に生まれ、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ旧集成館にほど近い上町エリア在住のフリーライター。
地元タウン誌出身、取材範囲は鹿児島を中心に九州全域の観光関連情報を中心にあれこれ。
芋焼酎のお湯割りと鶏刺しがあればとりあえずご機嫌になります。