こんにちは。料理研究家の河瀬璃菜です。
今回は、大阪人の愛する名物「肉吸い」をご紹介します。
この肉吸い、大阪では一般的な食べ物なのに、なかなか全国的には認知度が高くないんですよね……なんでだー!
どんなお料理かというと「肉うどんのうどんなし」なんです。関西風のお出汁にお肉がたっぷり。シンプルな具材なのですが、お肉の旨味がスープに染み渡って本当に美味しいんです。大阪ではお酒を飲んだ後に〆として食べるのが定番なのだとか。
この美味しい肉吸いをなんとか自宅でも……ということで、今回は「めんつゆ」で簡単に作れるレシピを紹介します。さらに、肉吸いをもっと美味しく食べるためのリメイクレシピも。多めに作っても安心です!
まだまだ朝晩は冷え込む日もありますので、そんなときにもぜひ大阪名物「肉吸い」を作ってみてくださいね。
めんつゆで簡単!大阪名物「肉吸い」
材料(4人分)
- 牛バラ薄切り肉・・・・400g
- 絹豆腐・・・・2丁
- 白ネギ・・・1本
- 万能ネギ・・・・適量
- だし汁・・・・900cc
- めんつゆ(2倍希釈)・・・・50cc
- 砂糖・・・・大さじ2
作り方
1. 牛バラ薄切り肉は食べやすい大きさに切る。白ネギは2mm幅の斜め薄切りにする。絹豆腐は4等分に切る。万能ネギは小口切りにする。
2. 土鍋にだし汁、めんつゆ、砂糖を入れ一煮立ちさせたら、牛バラ肉を入れ蓋をし、弱火で10分煮込む。この際、アクを取る。
3. 2に白ネギ、豆腐を加えさらに10分煮込んだら、万能ネギをちらす。
じゃん!簡単ですよね!
このまま食べても美味しいですが、よりボリューミーに食べたいなら、うどん玉を入れるのがオススメ!まさしく本来の姿である肉うどんになります……!
お好みでたっぷりの生姜を入れても美味しくいただけますよ。
肉吸い卵かけご飯
材料(1人分)
- 肉吸い・・・・お好みの量
- 卵・・・・1個
- ご飯・・・・1膳
- 七味唐辛子・・・・適量
作り方
- 茶碗にご飯を盛り、卵を落としたら、温めた肉吸いをかけながらいただく。お好みで七味をかける。
肉吸いのおともの定番である「卵かけご飯」!
肉吸いの甘辛い出汁をたっぷりとかけながらいただくと、なんともいえない幸福感に包まれます。
肉吸いカレーうどん
材料(1人分)
- 肉吸い・・・・お好みの量
- うどん・・・・1玉
- カレールウ・・・・1かけ
- パクチー・・・・適量
作り方
たくさん作りすぎて余ったら、カレールウを入れて、一味変わったカレーうどんにするのも◎!
むしろ、これを作るために、たくさん肉吸い作りたい……という気持ちになるほど美味しいですよ。
肉吸いはアレンジもしやすいので、多めに作っておくと便利。しかも味キメはめんつゆで簡単!と忙しい人にもピッタリなお料理なんですよ。
ぜひお試しくださいね!
著者プロフィール
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。
レシピ開発、商品開発、レシピ動画制作、企画執筆、編集、イベントメディア出演、料理教室など食に纏わる様々なお仕事をしています。
時短、ズボラ、ねと飯系が得意。料理ができない人でも作ってみたくなるアイデアレシピを提案します。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」 など
Blog: http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508