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焦げても人生何とかなるさ!ハンバーグよりも美味しい「豚こま団子」のレシピ【西原理恵子と枝元なほみのおかん飯】

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 今回の料理:豚こま団子

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ひき肉より「肉感」

枝元 豚こま肉を切ってから、軽くトントンとたたいて粗く刻みます。お肉のボリュームが感じられておいしいよ。ひき肉より、お肉の量が少なくても「肉感」がします。

西原 知り合いのお母さんも、ハンバーグの時は「ひき肉の間に、あまり切っていないこま肉を入れる」って言っていました。

枝元 タマネギは半分の長さに切ってから繊維に沿うように薄切りにして、お肉にしょうゆやショウガ、ニンニクのすり下ろしなどで味を付けます。タマネギが入ると軟らかくなりますよね。

西原 ほう、軟らかくなる。

枝元 それこそ「西原家の空揚げ」(毎日新聞に2016年1月4日掲載)の塩味でやったリンゴでもいいかもしれない。でも、タマネギが思った以上に多くなっちゃった。肉入りのタマネギ揚げって感じ。

西原 そのまま、かき揚げにしちゃってもおいしそうですね。

枝元 丸める際は、焦げやすいタマネギをなるべく内側に入れて。一口大にして、かたくり粉をまぶしてからゆっくりと揚げていきます。うわっ、タマネギが多すぎて分解しそう。

西原 「モヤシの豚こまバーグ」(毎日新聞に2014年2月10日掲載)を思い出しました。モヤシがすごくシャキシャキしていておいしかったな。

枝元 あっ、目を離して別の料理を作りながら会話に夢中になっていたら焦げちゃった。超かっこ悪いんですけど。私、料理家なのに……。

西原 何百回もやれば1回は必ずエラーがありますよ。

枝元 うん、めげずにいきます。焦げ付く人生だってあるさ!

西原 枝元さんが真っ黒にお団子を焦がしたけれど、仕上げにはさみでチョキチョキと焦げた部分を切って、きれいに仕上がりました。「あの男とは、なかったことにしましょう」ってことで、人生も上手にチョキチョキ切ってと。

枝元 焦げても人生何とかなるさ。

西原 しかも揚げている最中、タマネギが多すぎてばらつきました。

枝元 いろいろありました。焦がしたことも堂々と言えるようになっちゃった。えーん。

西原 でもね、おいしければいいんです。豚こまって固まるし、焼くと硬いけれど、こうするとすごく味が出る。お肉の味がしっかりしていて、ひき肉で作るハンバーグよりもおいしい。すごい発見でした。

 

【構成・矢澤秀範、写真・根岸基弘】

 

豚こま団子

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材料(2~3人分)

  • 豚こま肉  200グラム
  • タマネギ  1/2個
  • パン粉   大さじ3
  • 溶き卵   1/2個
  • A(しょうゆ大さじ1/2、ゴマ油小さじ1、塩小さじ1/4、ショウガとニンニクのすり下ろし各小さじ1/2、コショウ・酒各少々)
  • かたくり粉 適量
  • 揚げ油   適量

作り方

  1. 豚こま肉は1センチ幅に切り、包丁で軽くたたく。タマネギは半分の長さに切ってから繊維に沿って薄切りにする。
  2. ボウルに1.とAを入れて混ぜる。パン粉、溶き卵を加えてさらに練る。
  3. 一口大に丸め、かたくり粉をまぶし、中温の油で5分を目安に揚げる。

 

西原理恵子と枝元なほみのおかん飯、単行本第3弾が発売中!

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みんなのごはんでも紹介してきた人気レシピの数々。ぜひ、手に取ってご覧ください!

 

リクエスト募集します!

西原理恵子の「おかん飯」with枝元なほみ】では、全国の読者の皆様、生産者や食に関わる方々から、「この食材でレシピを考えて」「ぜひ食べてみて」というリクエストを募集します。野菜、魚介、肉、加工食品、調味料など食材のジャンルは問いません。自慢の一品を「おかん飯」でアピールしてみませんか。

応募はメール(onna@mainichi.co.jp)か、郵便で、〒100-8051(住所不要)毎日新聞生活報道部「おかん飯」係まで。

 

 

 

毎日新聞での連載はこちらから。


西原理恵子と枝元なほみのおかん飯 - 毎日新聞


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