こんにちは。料理研究家の河瀬璃菜です。
突然ですがみなさん「油」好きですか?オリーブオイルにごま油、最近だと燻製オイルやトリュフオイルなんてものも注目されていますよね。
料理に少し加えるだけで、香りとコクが増す油ですが、今回ご紹介するのは「香味油」。
香りのある食材を油で熱し、油に香りをうつしたもののことです。よくカップラーメンに付属しているアレのことです。
実はアレ、自宅でも簡単に作れて、なおかつ料理にちょっと使うだけでグググっと美味しくなる万能すぎる調味料なんです!早速ご紹介します。
万能香味油の作り方
材料(作りやすい量)
- サラダ油・・・大さじ6
- ごま油・・・大さじ3
- 長ネギ・・・・1/2本
- にんにく(みじん切り)・・・2かけ
- 生姜(みじん切り)・・・にんにくと同量分
- 唐辛子・・・1本
- 花椒・・・・小さじ1/2
作り方
1.フライパンに全ての材料を入れ、材料がきつね色になるまで弱火でじっくりと加熱する。
2. 1.の油をこす。
できあがり!
油なのでかなり日持ちはするのですが、煮沸した保存瓶に入れ冷蔵庫で保管し、2~3ヶ月以内に食べきりましょう。
花椒はなくても美味しいですが、入れるとぐっとコクが増します。ない場合はホールのブラックペッパーもいいですね。
つまり今回使った食材でなくてもOKです。例えば桜えびや、煮干しや、焼きアゴで作ってみたり、ハーブやスパイスを使ってみたりと、お好みの味の香味油を作ってみるのもオススメですよ!
チャーハンの仕上げにさっと回しかけたり、焼きそばや豚汁、ラーメンの仕上げに使ったりと汎用性が高いのも嬉しいですね!
もやしの一番美味しい食べ方では?「もやしの香味油和え」
材料(1人分)
- もやし・・・100g
- 鶏がらスープの素・・・小さじ1/2
- 塩コショウ・・・少々
- 香味油・・・小さじ1
作り方
- もやしは耐熱ボウルに入れ600wの電子レンジで1~2分加熱したら、出てきた水気をしっかりきる。鶏がらスープの素、塩コショウを混ぜ合わせ、香味油を回しかける。
こ・・・これは・・もやしの一番美味しい食べ方を発見してしまったのかもしれない。本当にもやしが止まらなすぎて怖いくらいもやしを食べてしまいました。シンプルな味だからこそ、香りをつけてあげることでより美味しくいただくことができますよ。
熱した香味油をかけたときのジュッという音が最高な「カツオのカルパッチョ」
材料(1人分
- カツオの刺身・・・150g
- パクチー・・・・適量
- 塩コショウ・・・・少々
- ミックスナッツ・・・適量
- 香味油・・・小さじ1
作り方
- カツオの刺身を食べやすい大きさに切る。ミックスナッツは粗みじん切りにする。
- 1.の刺身を皿に盛り、パクチーをのせたら塩コショウをし、ミックスナッツを散らしたら、熱した香味油をまわしかける。
カツオ独特の香りが苦手・・・!という方でも臭みなく美味しく食べることができます!熱した香味油をまわしかけたときのジュッという音が堪らないです。
油のおかげでジューシー…!「香味油蒸しささみ」
材料(1人分)
- ささみ・・・・2本
- 青ネギ・・・適量
- 糸唐辛子・・・・適量
- 香味油・・・大さじ1
- 塩コショウ・・・少々
作り方
- ささみは塩コショウを振り、余分な水分をキッチンペーパーで拭き取ったらそぎ切りする。耐熱ボウルにささみと香味油を入れ、ふんわりとラップをし、600wの電子レンジで4~5分加熱する。
- 1.に青ネギ、糸唐辛子をのせる。
ぱさつきがちのささみも、香味油と一緒に蒸せばしっとりジューシーな仕上がりに。淡白な味に香味油の香りをまとわせることで、一層美味しくいただくことができますよ。
何にかけても美味しい香味油。今回ご紹介した食材だけでなく、お好みの味の香味油を作って、いつもの料理をワンランク上の一品に仕上げましょう!
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。
レシピ開発、商品開発、レシピ動画制作、企画執筆、編集、イベントメディア出演、料理教室など食に纏わる様々なお仕事をしています。
時短、ズボラ、ねと飯系が得意。料理ができない人でも作ってみたくなるアイデアレシピを提案します。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」 など
Blog: http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508