まだまだ日中は暑い日が多い鹿児島。特に今年の10月前半は最高気温が連日30度前後の日々が続いたのですが、そんな暑い鹿児島の秋をさらに熱くする「2017カレーフェスタin KAGOSHIMA」が10月7日(土)、8日(日)の2日間、鹿児島市の天文館にある中央公園で開催されました。
鹿児島県内からは12店舗、県外からは北海道、宮城、神奈川、広島、山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎からいずれも人気の17店が自慢のカレーで参戦。
九州最大のカレーフェスタとして賑わいました。
朝から快晴の8日(日)、カレーを食べる気満々の私は、開場の10時過ぎに到着。すでに公園の周囲はスパイシーな香りが漂っています。大勢の人が会場のあちらこちらで美味しそうにカレーを食べたり、
↑ラジオ番組の生放送公開録音も!
ステージイベントを観賞したりと思い思いに寛いでいました。
中央公園は中心部に広々とした芝生広場があり、店舗ブースはその広場を取り巻く様に並んでいます。
↑振る舞いカレー!
↑高校生の作ったカレーを販売するブースも
スープカレーに牛タンカレー、海軍カレー、、、、県外の人気店のブースは普段あまり食べる機会がないこともあり、すでに長蛇の列を作っているところもありました。
しかしここはやはり、鹿児島のお店のカレーを紹介したいということで、向かったのは「イタリアワインと料理の店 Ru。」のブース。
こちらはカレー専門店が多い中、ちょっと珍しいイタリアンレストランながらカレーも人気のお店。しかも! 鹿児島県の北西部にある阿久根市で捕獲されたイノシシとシカを使った「ジビエカレー」を提供しています。ジビエとは狩猟などで捕獲された野生鳥獣の肉を意味するフランス語ですが、阿久根市では専門の解体処理施設も作ってイノシシやシカの肉の消費を増やそうとしているのだとか。
さてそのジビエカレー、パッと見た感じではお肉はそんなに目立ちません。
↑パッと見るとビーフシチューみたい?
が、食べてみると、、、、お、お肉たっぷり~!
↑所々に見える青葉は大根の葉です
しかもイノシシとシカ、なんとなく歯ごたえがありそうなイメージですが、とても柔らかです。
またルーはさらっとしたスープタイプ、食べ始めはちょっと辛いかなと思ったのですが、食べ終わる頃には意外とあっさりとした感じでした。後日お話を伺うと、煮込む前に1日ほどマリネさせ、さらに焼いてから柔らかくなるまで煮込むという手間暇をかけているそうです。
このジビエカレー、お店ではサラダ、スープ、ドリンク付のランチセット1000円、単品だと700円で提供しているので、気になった人はぜひ、お店に足を運んでみてくださいね。
他にも鹿児島甑島産のタカエビが乗った「田中カレー」の、がつんとにんにくたかエビスパイシーカレーも美味しかったですし、
↑プリプリのタカエビが乗ってます
昨年みんなのごはんでも紹介した「カレーテリア沙羅」も出店していました。
ちなみに会場でも紹介されていましたが、北海道開拓使の黒田清輝はカレーライスの名付け親であるクラーク博士を招き、大阪の恩人と慕われる五代友厚は大阪中の島のレストランでカレーレシピを作らせ、海軍軍医の高木兼弘は海軍カレーの元祖を作ったなど、明治時代の鹿児島出身の偉人とカレーは何かと縁が深いのです。
鹿児島のカレーフェスタ、来年も実施されるときは食べに来て損はしませんよ!
紹介したお店
イタリアワインと料理の店 Ru。(ルゥ)
鹿児島市上之園町7-19
☎ 099-20400919
営業時間 11:30~13:30LO、18:00~22:00L
休み 不定
駐車場 1台(ほか、駐車補助サービスあり)
おばらけいこ プロフィール
鹿児島は南薩に生まれ、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ旧集成館にほど近い上町エリア在住のフリーライター。
地元タウン誌出身、取材範囲は鹿児島を中心に九州全域の観光関連情報を中心にあれこれ。
芋焼酎のお湯割りと鶏刺しがあればとりあえずご機嫌になります。