まいど憶良(おくら)です。
このランチが598円って信じられますか。
しかもレンジでチンして調理終了。はいどうぞという物ではなく、ちゃんと手作りなんです。
神戸の街には様々な観光スポットがありますが、南に行くとここハーバーランド、UMIE、メリケンパークなどがあり、様々なイベントで盛り上がるスポットです。
もちろん、ただ海を見つめているだけでもなんとなく特別感が味わえる、ちょっと不思議な空間です。
バスも、ちょっとおしゃれな感じ。
オシャレもいいんですが、海を見ているとお腹が空いてきました。
ランチはちょっと贅沢に、元町あたりで頂きたいと思います。
この落ち着いた雰囲気のレストランに598円のメニューがあるとは!
三宮から元町の間にある三宮センター街はショッピング、食べ物屋さんなど何日でも楽しめる場所が目白押しのアーケード街ですが、ここからちょっと角を曲がった所に素敵な店を見つけました。
それがここハングジュニアさん。
Since1970の文字に、期待も高まります。
店内は落ち着いた雰囲気。
老舗のレストランといった風格も感じます。
二階席から下を覗いたところ。
シーリングもあり、ゆったりとした空間です。
場所も観光地ど真ん中ですし、お値段もやっぱりそれなりに・・・。と思っていたのですが、ランチメニューを見て、腰が抜けそうになりました。
なんですと!
ハンバーグセットが598円、ハンバーグにミニステーキが付いても880円、ステーキランチ980円。
とても観光地価格ではありません。というか、観光地でなくてもありえないくらいの設定です。
今回は敢えての、コスパ最強を予感させるハンバーグセット598円を注文です。
600円以下の値段でしっかりとした手作りハンバーグが食べられる!
驚異の600円切りという値段、普通に考えると、レンジでチンして、レトルトのスーパー特売物が出てきそうなのですが・・・。
これが、しっかりと手作りハンバーグなんです。
この時点で「憶良のコスパ良すぎて、注文に罪悪感を感じるメニュー」に認定させて頂きます。
パテを鉄板に。
片面を焼いたら、蒸し焼きに。
手作りハンバーグ、しかもしっかりと丁寧に調理していきます。
このソーセージも手作り。
機械で作るのではなく、腸詰めして、手で捻って作るんです。
手間ひま、しっかりとかかっています。
ハンバーグを焼いている間に、付け合わせを焼き、更に鉄板を加熱しておきます。
焼いている間に溢れてくる肉汁が透明になったら焼き上がりのサイン。
熱されたステーキ皿にセットしたら、いよいよ仕上げです。
デミグラスソースをかけると・・・
じゅじゅ~っと、グツグツっと、幸せの音がします。
熱々状態で席に到着です。
最強コスパのハンバーグをいざ実食!
手作りハンバーグのお味は・・・。
美味しいっ。とても598円の内の一品とは思えません。
国産豚3:7オーストラリア産ビーフで作った看板メニューのハンバーグは、肉汁もしっかり感じられます。
機械を使わずに作られるソーセージは、手で捻って形をつくるというこだわり。
また、ソーセージは肉汁が飛び出すおそれがあるので、安易に切っちゃダメ!
断面を見て頂くためにナイフで切ったのですが、ナイフを入れた瞬間、肉汁が飛び出しました。切った後も、肉汁があふれ出しているのが見えます。
あつあつ状態でかぶり付くときは十分に気を付けてください。
旨いっ。
噛むと旨みがじゅわっと溢れます。更にもう一度噛むともう一度旨味が溢れます。
噛むほどに旨みがじゅわっと広がります。
ごはん、付け合わせもしっかりと美味しい。
あっという間の完食です。
このお店が本当にスゴいのは夜なんです
とにかくコスパの良さ、お得感の高いランチが目立つんですが、夜のメニューこそ、ハングジュニアの真価が発揮されるんです。
という事で、夜に訪れるのも良いでしょう。
しばし夕暮れを眺め、ちょっと感傷に浸ってみたりして・・・。
そして、
さて、夜のメニューはお高いのかと思いきや。
なになに、本日のお勧めメニューはと・・・。
ハンバーグ&ミニステーキと、手作りハムのサラダ、コーンスープとライスかパン、更にアイスクリームまでついて1000円・・・。
そんなのありですか!?
その他も、驚きメニューの連続です。
「憶良のコスパが高すぎて、注文時に罪悪感を感じる店」に認定させていただきます。
これでも十分コスパの高さを感じるメニューですが、
どれを見ても旨そう、そして安いっ。
和牛ジャーマンハンバーグも、めちゃくちゃ美味しそう。
パスタメニューも充実。
ワインもいいものがそろっているとの事。料理がお安いので頼みやすいですよね。
ワインはピ―ロートジャパンから入ってくる
ワイン。
どれを頼んでも間違いなし。の、美味しいワインが用意されています。
しかも、やっぱりボトルで頼んでもお安いです。
やっぱり和牛ジャーマンハンバーグはお勧めメニュー。
テレーザおばさんのハンバーグもコスパ高し。
神戸という一種特別な地で、ワインなどたしなみながら、パスタを頂くのもまたよろしいかと。
今回はパスタの基本、ペペロンチーノを注文しました。
ペペロンチーノには自家製ベーコンが入っています。
自家製ベーコンを炒めたら、
ソースを加えて
茹でたパスタを投入します。
手早く何度かあおります。
味の決め手、自家製ガーリックオイルを加えて出来上がり。
パスタは1.4mm。
殺到する注文に手早く応えるべく、細め。作り置き、茹で置きはなしです。
この丁寧さに頭が下がります。
うんっ、旨いです。
このベーコンの旨そうなこと。
・・・、実際に、旨いんです。
コーヒー230円って!
ソフトドリンク、デザートも良心価格。
というか、ちょっと心配です。
安すぎではないでしょうか。
コーヒー230円と、自家製プリン&アイスクリーム310円です。
あぁ。なんだか、本当に注文して申し訳ない気持ちです。
アイスクリームは普通においしいなぁという感じ。
プリンは濃厚で、メチャ美味しいです。
デザートも堪能して、ご馳走様でした。
なぜ手作りメニューがこんなに安いのか?
憶良 : ちょっと安すぎくらいにお安いんですが、どういう仕組みでなりたっているのでしょう。
店長さん : コストをどうやって抑えているのか、という事でしたら、私たちの会社の母体に秘密があります。
母体はお肉の加工をし、様々な所へ提供している会社なんです。
手作りにこだわり、一切機械を使わずに作ったハム、ソーセージなど、そのまま焼いて出来上る素材を作り、一流ホテルに、レストランに、有名百貨店にと、色々な所に納品しています。
そういう会社の、アンテナショップという位置づけでオープンした店だから、母体から直接に入った素材に利益を乗せずともお客様に提供出来るのです。
なるほど。値段を抑えられ、しかも高品質の理由が分かりました。
憶良 : このお店のポリシーについてお聞きしたいのですが。
店長さん : とにかく手早く、いい状態で食べてもらえるようにと考えています。例えば、店が混みあっていた時、長い時間お待たせすると、それだけでも気持ちよく、美味しくいただけない、そういうケースもあるかと思います。 時間との闘いですが、料理のクオリティを落とさずにいかにスピーディにお出しできるか、そこは気を付けているポイントです。
パスタなども毎回時間との勝負で作っています。また、熱いものは熱いうちに食べて頂きたいですね。
憶良: 最後にお客さんやお店のファンの方にメッセージを頂けますでしょうか。
店長さん : 美味しくて、安心して食べて頂けるものを、安心価格で、という事
で頑張っています。
いつも来て頂いているお客様には変わらぬ味を楽しんでいただけるよう、一層頑張っていきます。
そして観光に来られたお客様には、ちょっと特別な夜を、美味しいワイン片手に美味しい料理を楽しんでいただけるよう頑張っていきますので、是非お越しください。
ハングと、ハングジュニアに関しては、こちらのリンクから。
プロフィール
憶良(おくら) : 元ゲームプランナー、元ゲームプロデューサー。
ゲーム企画講師や駄菓子屋店長などを経て現在に至る。
休日は高速道路を使わずに名古屋から鳥取あたりの温泉に行って浸かり、道中や行先の地元スーパーで珍しい食材を買い込むと例え深夜に帰ったとしても料理する。
その際食べ歩きにも積極的と、食に対してはかなり貪欲。
「美味しいものを食べている時、美味しいものについて話している時に悪いことを考える人はいない。」という持論を持っている。
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