函館といえば、広大な面積を誇る北海道のなかでも、本州寄りに位置する都市。星形をした城郭「五稜郭」や、ウォーターフロントに立ち並ぶ「金森赤レンガ倉庫」、そしてなんといっても美しい夜景を一望できる函館山が有名ですよね。
もちろんグルメも充実。代表的なものとしては、透明でコリコリした食感のイカをはじめ、新鮮な海の幸を使った海鮮丼や寿司、函館ラーメンなどが挙げられます。函館ならではのハンバーガー店「ラッキーピエロ」というローカルチェーンも忘れてはなりませんね。
そんな函館ですが、実は美味しいパン屋さんも目白押しなのです。函館市民なら誰もが知っている老舗のお店から、お昼頃にはパンが売り切れてしまう人気店まで地元の人にも愛されるパン屋さんをご紹介します。
- 1. 函館のパンを語る上で欠かせない存在!昭和4年創業の老舗「キングベーク本店」
- 2. 行くなら断然午前中!ついつい通いたくなる「Pain屋」
- 3. 朝7時の開店と同時にお客さんがやってくる「カノンメイ」
- 4. ハード系が好きならマストで立ち寄ってほしい「Tombolo」
- 5. これぞ72時間発酵のなせるワザ。香り高さが特徴の「神戸こむぎ館」
- 6. ケーキ屋さんならではのクリームパンが絶品な「トロイカ 港店」
- 7. バゲットがなんと100円!イートインも充実している「Espoir 戸倉店」
- 8. 昔ながらの優しい雰囲気が漂う「ぱんせぼー」
- 9. タイムスリップしたかのような、昭和感あふれる「宝来パン 本店」
- 10. 全品100円!コスパ良しの人気店「サンヴァリエ 函館店」
- 11. お手頃価格で普段使いに嬉しい「レフボン 山の手店」
1. 函館のパンを語る上で欠かせない存在!昭和4年創業の老舗「キングベーク本店」
昭和4年(西暦1929年)に創業したという「キングベーク」。北海道産小麦を中心とした材料を使用しているそう。ちなみに、先ほど紹介した「ラッキーピエロ」で使っているバンズもキングベークのものなんですよ。
併設された駐車場には、いつも何台か車が止まっている人気店です。イートインスペースもあり、7:00から営業しているため、出勤前にモーニング利用する人も多いよう。
店頭には、パンの種類ごとに焼き上がり時間目安がわかるボードが置いてあります。フランスパン類はだいたいが8:00~8:30に焼きあがるので、その時間を狙うのが得策かもしれません。
【フルーツパン】ドライフルーツが入っていて女性に人気。フルーツのほんのりした甘さがしつこくなくてちょうど良いです。パンはふんわり柔らかで食べやすい!焼き上がり時間は7:30頃。
【ブール】フランス語で「丸いボール」という意味を持つとおり、ころんとしたフォルムのフランスパン。とはいっても、軽くて柔らかめです。フランスのゲランド塩を使っています。焼き上がり時間は8:30頃。
店名:キングベーク本店
住所:北海道函館市亀田本町7-8
営業時間:7:00~21:00(ラストオーダー20:30)
定休日:無し
電話番号:0138-45-0963
URL:http://r.gnavi.co.jp/87kmpytz0000/
2. 行くなら断然午前中!ついつい通いたくなる「Pain屋」
Pain屋と書いて 「パンヤ」と読みます。函館市のお隣、七飯町にある「こなひき小屋」の姉妹店。パンはなくなり次第終了&お客さんがひっきりなしに訪れるので、午前中の訪問が吉です。
「イタリアンオリーブ」や「プレッツェル」、「ベーグル」といった曜日限定のパンもありますので、ついつい通いたくなってしまうお店。
どのパンも美味しいのですが、人気No.1の「うわさの塩バターぱん」と曜日限定だった「イタリアンオリーブ」をピックアップしてみました。
【うわさの塩バターぱん】フランス産ゲランドの塩を使用しています。最初、「少ししょっぱいかな?」と思ったものの、噛めば噛むほどバターの香りが広がってまろやかな深い味わいになります。人気No.1にも納得の美味しさ!焼き上がりは10:00頃。
【イタリアンオリーブ】2種類のオリーブが贅沢に入っています。表面にはオリーブオイルが塗られていますが、意外とあっさりした味わい。火曜と木曜限定のパンです。焼き上がりは10:00頃。
店名:Pain屋(パンや)
住所:北海道函館市宝来町22-12 1F左
営業時間:7:30~18:00
定休日:日曜
電話番号:0138-22-8513
URL:http://r.gnavi.co.jp/8gm7h4a90000/
3. 朝7時の開店と同時にお客さんがやってくる「カノンメイ」
こちらも人気店です。朝7時の開店時、店の前の駐車場にはすでに車が。常食はすぐになくなってしまうので、予約がオススメですよ。
上の写真は土曜の10時頃に撮ったもの。「ピザぱん」や「ちくわぱん」といった惣菜系のパン、「あんぱん」や「ジャムパン」など甘い系のパンが並んでいます。
オススメは「メロンパン」と「クロワッサン」。どちらも定番のパンですが、やっぱり美味しいのです!
【メロンパン】つやっとしたクッキー部分はサックサク。中はふわっふわ。甘さがちょうど良いです。お昼には売り切れてしまう人気のパン!焼き上がりは7:00頃。
【クロワッサン】ふわふわすぎず、層の歯ごたえがある感じのクロワッサン。バターの香りがふんわりして、とても食べやすいです。焼き上がりは7:00頃。
店名:カノンメイ
住所:北海道函館市富岡町1-48-31
営業時間:7:00~18:30
定休日:木曜、日曜
電話番号:0138-42-1822
4. ハード系が好きならマストで立ち寄ってほしい「Tombolo」
天然酵母パンのお店です。「カトリック元町教会」や「函館ハリストス教会」、「函館聖ヨハネ教会」もほど近く、見学に訪れた際に寄ってみるのはいかがでしょうか。お店の駐車場はありませんので、車で行く予定の方はご注意を。
小麦、塩、水のみしか使わないリーンなパンがメイン。店内には、陶芸品のギャラリーも併設されています。
看板メニューでもある「カンパーニュ」のほか、食べてみてほしいのが「いちじくとくるみのパン」と「山葡萄とくるみのパン」。
【いちじくとくるみのパン】いちじくがふんだんに使われています。いちじくの甘酸っぱさが美味しい!ずっしりとした重いパンです。焼き上がりは11:00頃。
【山葡萄とくるみのパン】山葡萄(カランツ)がぎっしり詰まっているのが伝わりますか?くるみの歯ごたえが良い仕事をしています。外側がぱりぱりっとカタめなパンです。こちらも焼き上がりは11:00頃。
店名:Tombolo(トンボロ)
住所:北海道函館市元町30-6
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜、火曜(祝日は営業)
電話番号:0138-27-7780
URL:http://r.gnavi.co.jp/1kpwgd1a0000/
5. これぞ72時間発酵のなせるワザ。香り高さが特徴の「神戸こむぎ館」
2016年11月1日に桜が丘通へ移転しました。写真はすべて移転前のものです。
特徴はなんといっても「72時間冷蔵発酵」。そのせいか、こちらのパンは非常に香り高いです。
パイ系やデニッシュ系も充実していますが、人気メニューだという「塩パン」と「パン・オ・フロマージュ」を紹介します。
【塩パン】ころん丸い形がかわいらしい塩パン。アンデスの岩塩を使用しています。中は空洞になっていて、食べるとバターがじゅわ~!口に入れた瞬間に小麦とバターの香りが広がります。ほどよい塩味で、ふんわり柔らかな食べ心地です。焼き上がり時間は8:00頃。
【パン・オ・フロマージュ】カマンベールチーズ入りのふわっふわなパン。女性に人気だそう。焼き上がり時間は8:00頃。
店名:神戸こむぎ館
住所(移転後):北海道函館市松陰町27-41
営業時間:8:00~19:00
定休日:日曜
電話番号:0138-55-3825
6. ケーキ屋さんならではのクリームパンが絶品な「トロイカ 港店」
昔からあるケーキ屋さんですが、パンも焼いています。お惣菜系のパンもしっかりありますよ。
オススメしたいのは「クリームパン」と「メープルナッツ」。
【クリームパン】ケーキ屋さんが作っているだけあって、カスタードクリームは重厚感のある、こってりした味わい。それでいてくどくない甘さなのは、さすがのバランス感覚です。焼き上がりは8:00~9:00頃。
【メープルナッツ】ドーナツのような形状ですが、食べてみるとシュークリームのよう!とろんとしたメープルシロップと、歯ごたえあるナッツが相性抜群です。子どもからも人気のよう。こちらも焼き上がりは8:00~9:00頃。
こちらはケーキなどのスイーツがずらっと並ぶショーケース。ハロウィン前に伺ったので、かぼちゃのモンブランなども並んでいました。焼き菓子も置いていますよ。
店名:トロイカ 港店
住所:北海道函館市港町1-23-12
営業時間:7:00~21:00
定休日:水曜
電話番号:0138-42-2434
URL:https://ja-jp.facebook.com/CafeBreadToroika/
7. バゲットがなんと100円!イートインも充実している「Espoir 戸倉店」
お店の外には駐車場のほか、芝生の庭があり、ベンチやテーブルが設置されています。一方で広めのイートインスペースもあり、使い勝手が良いイメージ。子ども連れのお客さんが多いです。
とにかく驚きなのが、100円のバゲット!北海道産小麦「みのりの丘」を使用しています。カットもしてもらえますよ。
売れ筋だという「塩ロール」と「クリームパン」を紹介します。
【塩ロール】ほどよい塩味で、毎日食べるのにも向いていそうなパン。ドイツ産の岩塩を使っています。トーストすると、外がカリッと、中がふわっとして美味しいです。焼き上がりは8:00頃。
【クリームパン】卵の味がしっかりしており、濃厚なカスタードクリームがたっぷり入っています。一度食べたら忘れられないほど濃厚!函館牛乳を使っているそう。焼き上がりは8:00頃。
サンドイッチやパスタ、トーストにサラダやスープが付いてくるセットメニューも用意されていますよ。500円以上買うとコーヒーが1杯無料になるという、嬉しいサービスも(持ち帰りも可)。
店名:Espoir(エスポワール) 戸倉店
住所:北海道函館市戸倉町316-1
営業時間:8:00~19:00
定休日:水曜
電話番号:0138-57-5595
URL:http://r.gnavi.co.jp/a3jw4k9f0000/
8. 昔ながらの優しい雰囲気が漂う「ぱんせぼー」
昔ながらな雰囲気が漂うお店です。函館市電「五稜郭公園前」からもアクセスしやすいです。「手づくりのパンと洋菓子の店」の名にふさわしく、クッキーなど洋菓子も売っています。600円以上購入で、サービスパンを1つもらえる嬉しいサービスも。
【塩バターフランスパン】切れ目にはバターが塗られています。自宅で好きな具材を挟めば、オリジナルサンドイッチの完成!クラム部分(内側の白い部分)はふわふわです。焼き上がりは9:00頃。
【フランスパン】フランスパンが連続でスミマセン。フランスパンといっても、こちらのパンはどちらかというと柔らかめ。一方、外側はパリッとした歯ざわりで香ばしいです。焼き上がりは9:00頃。
店名:ぱんせぼー
住所:北海道函館市本町31-6
営業時間:8:00~18:00
定休日:日曜
電話番号:0138-51-7077
9. タイムスリップしたかのような、昭和感あふれる「宝来パン本店」
外観からして、レトロな雰囲気が漂いまくっているお店。店内もやっぱり昭和感あふれるテイストですが、不思議と居心地が良いです。店主さんは「昔ながらのパンの味」にこだわっているそう。クッキーなどの焼き菓子もバラ売りされています。
なんとも懐かしいラインナップです。そんななかから「ジャムパン」と「メロンパン」を紹介します。
【ジャムパン】一口ほおばったときに思わず「懐かしい!」と叫んでしまいそうな味でした。ジャムとパンの割合がちょうど良く、何となくホッとする味わいです。焼き上がりは9:30頃。
【メロンパン】パンがあっさりめで、軽いです。甘いものが苦手な人でもペロッと食べられそう。コーヒーや紅茶とあわせて食べたい味わいでした。焼き上がりは9:00頃。
店名:宝来パン本店
住所:北海道函館市末広町7-15
営業時間:8:00~18:00
定休日:日曜
電話番号:0138-23-0332
10. 全品100円!コスパ良しの人気店「サンヴァリエ 函館店」
全品100円(税別)ということもあって、お客さんが絶えない人気店です。MEGAドン・キホーテ函館店内にあり、買い物帰りに寄る人が多いです。大量購入している人も見かけました。「12時限定」といった時間限定のパンもあって、これを楽しみに訪れても良いかも。
本当に100円?を目を疑うようなパンが並びます。どれも気になりましたが、今回は人気No.1「塩バターパン」とNo.2「メープルキャラメル」をチョイスしてみました。
【塩バターパン】大ぶりで、コスパ抜群です。外側は少しカタめかと思いましたが、ほどよくしっとりしていて美味しいです。焼き上がりは9:30頃。
【メープルキャラメル】メープルとキャラメルクリームが織り込まれています。もちっとした食感で、ほんのり甘い。小ぶりだけど満足感たっぷりでした。
店名:サンヴァリエ 函館店
住所:北海道函館市美原1-7-1メガドンキホーテ函館店B1F
営業時間:9:00〜20:00
定休日:無し
電話番号:0138-43-3181
11. お手頃価格で普段使いに嬉しい「レフボン 山の手店」
流行りの塩パンを「感動の塩パン」「ソフト塩パン」の2種類で展開するなどユニーク。季節限定のパンも置いてあり、普段使いにうれしいパン屋さんです。
今回は「店長おすすめ」の札が付いていた「ソフトレーズンパン」と「くるみ & レーズン」をチョイスしてみました。レーズンかぶりでスミマセン…!
【ソフトレーズンパン】上に砂糖がまぶしてあり、食感はふんわり柔らかめ。子どもからお年寄りまで人気があるパンだそうです。朝ごはんに食べたい!焼き上がりは11:00頃。
【くるみ&レーズン】香ばしいくるみとレーズンが相性バッチリ!148円(税別)という価格ながら、具材がぎっちり入っているのも嬉しいですね。焼き上がりは11:00頃。
店名:レフボン 山の手店
住所:北海道函館市山の手2-18
営業時間:10:00~21:00
定休日:無し
電話番号:0138-30-3080