▲「醤油ダレメンチカツ丼」に「温たま」がとろ~り
東京・神田に世にも珍しいメンチカツ丼専門店「メンチケン」がある。
ここがもぅ、うまいのなんの。
「メンチカツ1本でお店開くなんて、どうして??」と疑問を抱くかもしれないし、私自身もそうおもっていた。トンカツみたいな主役感がないし、奇をてらってのメンチカツかなと不遜ながらもおもっていたが、1回食べて完全に意味が分かった。
いままで食べてたメンチカツとはまるで違う。これは主役だ、と。
カウンターだけの店内は昼どきともなれば、近場で働くサラリーマンたちですぐに満席になってしまう。
ランチタイムは11:30~13:30だが、ときおりメンチカツが売り切れて早めに終了なんてこともあるので、並ばず確実に食べたいならば、開店直後を狙うのがいいだろう。
▲ディナーメニューはメンチカツ以外もあるよ
夜は飲み屋さんになるので、各種つまみも用意されてるんだけど、ランチはメンチカツ丼のみ。
今のシーズンだと「醤油ダレメンチカツ丼」「カレーソースメンチカツ丼」「冷やしダシとろろメンチカツ丼」の3種類から選べる。
▲スープとキャベツはおかわり自由
メンチカツが揚がるまで、キャベツを食べ、スープを飲んで、しばし待つ。
トンカツのおいしいお店は添えられてるキャベツもおいしいけれど、メンチケンのキャベツもシャキシャキしてておいしいのだ。ドレッシングをかけてもいいし、ソースをかけてもいい。残しておいて、メンチカツ丼にぶっかけて、かっこむのもおススメだ。
スープは野菜とキノコがはいったコンソメスープ。優しい味。
ザックザクで肉厚なメンチカツ!肉汁がほとばしる!
▲醤油ダレメンチカツ丼 780円
見てくださいよ、このストロングスタイルなビジュアル。
丼一杯の白飯に巨大なメンチカツがずどーーんとのっかってるわけです。
シンプル、だが、それがいい。アップル製品のような無駄のない、機能美に充ちみちた丼メシじゃないですか。
写真だといまいち伝わらないかもしれないんだけど、このメンチカツ、かなり大きいんです。厚さも直径も、普段食べてるものより1まわりも2まわりもデカいので、腹ペコ男子でも充分満腹になれるぞ。
▲醤油ダレメンチカツ丼に温たまという名の最終兵器を投入
どうですか。
温たま(50円)を追加すれば、さきほどまでの無骨な丼メシが、一転、色っぽく艶めくじゃあないですか。
▲メンチカツの内部から肉汁がほとばしる!
メンチカツを食べやすいサイズに割ると、内部から肉汁がほとばしる。
黄身をたっぷりつけて、白メシとかっこむ。もう、最高。
ザクザクした衣に、ちょっと甘めのタレが染みてて、白メシに合うったらない。
メンチカツをほおばって、白メシをほおばって、時々、キャベツとスープで箸を休める。
かなりボリューミーな丼だが、あっという間に完食してしまう。
なるほど、メンチカツってこんなにうまい料理だったのか!
▲カレーソースメンチカツ丼 880円
ご覧のとおり、カレーソースメンチカツは誰がどうみたって、白メシがすすむ構造。
こんなのうまいに決まってる。
いろんな人に1回食べてみて欲しい。メンチカツの概念がちょっと変わりますよ!
取材したお店
メンチケン
住所:東京都千代田区神田紺屋町6 紳洋ビル1F
TEL:03-3527-1566
作者:松澤茂信(まつざわしげのぶ)
東京別視点ガイド編集長。
るるぶとか東京ウォーカーが積極的に載せないようなとこばっかし巡ってます。
そういう人生です。けっこー楽しいです。
(編集:編集プロダクション studio woofoo by GMO)
東京別視点ガイド:http://www.another-tokyo.com/
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