こんにちは! ほそいあやです。
まだまだ暑いですがいかがお過ごしでしょうか。
今年の夏は、ずっと無趣味だった自分にも趣味ができました。かき氷を食べることです。この夏はろくに生ビールを飲んでいません。なぜならかき氷を食べていたからです。
ということでこの夏私が勝手に訪れたかき氷店を11店紹介します。
- 【駒込】かぼちゃにスイカ、魅惑的なラインナップの「TWINDISH」
- 【駒込】斬新すぎるバジルパイン!麺屋の作るかき氷「KABOちゃん」
- 【巣鴨】生いちご×ミルクのバランス最高賞!「雪菓」
- 【目白】ふわふわしゃくしゃくな氷の質感が最高な「志むら」
- 【原宿】満腹になれる?台湾発の山盛りかき氷「ICE MONSTER」
- 【日暮里】果実を超えた果実感!行列にも納得できる「ひみつ堂」
- 【本八幡】ジューシーな巨峰ソースでワイルドにがっつきたい「煉」
- 【西巣鴨】王道をゆく夏季限定のかき氷店「小次郎」
- 【荻窪】ふんわり氷×濃厚ピスタチオに感涙する「ねいろ屋」
- 【秋葉原】酒粕を氷にかけるとチーズになるという新事実「クラモトスタンド」
- 【本郷】すいすい食べちゃう不思議な高級かき氷「厨菓子 くろぎ」
【駒込】かぼちゃにスイカ、魅惑的なラインナップの「TWINDISH」
まずは、去年オープンした駒込のTWINDISH。駒込駅から4〜5分、しもふり商店街の入り口にあります。
魅力的なラインナップで、どれにしようか毎回悩んでしまう。
このお店はふわふわ系の山盛り氷が特徴です。
「プルプルほうじ茶ミルクあん」と「かぼちゃカルダモンミルク」。
ほうじ茶とミルクの組み合わせのかき氷って、めっちゃくちゃにうまいですね。
あんこは別皿でついてくるのでお好みで。
かぼちゃカルダモンミルクはカルダモンの風味がすごく良い仕事をしている。かぼちゃのまろやかさの中にスパイシーなアクセント。この組み合わせを最初に考えた人すごい。
土日祝限定の夏スイカ。
レモンと岩塩を添えて。甘さはほとんどなく、スイカの甘みだけのように感じます。 さっぱりとしていて甘いの苦手な人向け。
マンゴーミルクヨーグルト。
マンゴー+ミルク+ヨーグルトなんて濃厚すぎやしないかと思ったけどそこはさすがのかき氷、爽やかにまとまってるぅ〜。
くどくないけど味は濃いこの感じ。他のアイスにない醍醐味ですね。
きな粉ほうじ茶ミルク。
やっぱりほうじ茶ミルク系に戻ってきてしまうのだけど、きな粉があるとまた違います。大豆の香ばしさと塩気がプラスされると、かき氷を食べているというより、冷たい和菓子を食べている気持ちになる。一口食べるごとに「日本に生まれてよかった」としみじみ。
店名:TWINDISH
住所:東京都北区西ケ原1-54-1
【駒込】斬新すぎるバジルパイン!麺屋の作るかき氷「KABOちゃん」
さて、そのTWINDISHの隣には、行列のできるラーメン店KABOちゃんがあります。
ラーメンと同じくらいかき氷が人気なので、両方食べる人が多いです。
KABOちゃんの真隣にかき氷専門店ができた時は「けんかを売っているのでは?」と心配する声もありましたが、TWINDISHは18時閉店、KABOちゃんのかき氷提供は18時からという営業時間で、棲み分けができています。
昼でも夜でも駒込にくればかき氷が食べられるという安心感が生まれました。
KABOちゃんのかき氷メニュー。かき氷界の700円はかなりリーズナブルなので2つ食べる人も少なくないようです。
あくまで「麺屋」なので、ラーメンも食べちゃいましょう。
スパイシー味噌中華そば。
一口食べてびっくり、スープが独特ですごくおいしい。とりあえず味噌ラーメンのスープじゃない。花椒ビリビリなのも最高ではないか。
私は味噌ラーメンてあんまり食べないのですがこの味噌は別格でした。
バジルパイン。
KABOちゃんのかき氷はソースをかなり真剣に作っているので、最初にソースだけ食べてみてください。バジルとパインってこんなに合うんだ? こんなに心地よい酸味があっただろうか。かき氷って夏のものだけど、とりわけ夏に食べたいかき氷ナンバーワンではないだろうか。 うめえ〜。
あとで調べたらこのバジルパインをマツコデラックスが絶賛していたらしい。
酸っぱいついでにもうひとつ「ソルダム」。
これも酸っぱい! けど、もっとコクのある酸っぱさ。なんだっけこれ……
梅ジャムだ。高級な梅ジャムだ。大富豪が食べる梅ジャムだ。
それにしてもKABOちゃんの店主は一人であんなうまいラーメン作って、大富豪のかき氷も作って、凄腕すぎる料理人だ。
店名:KABOちゃん
住所:東京都北区西ケ原1-54-1
【巣鴨】生いちご×ミルクのバランス最高賞!「雪菓」
かき氷といえばここ、巣鴨の雪菓。
整理券制で並ばずに入れるシステムです。
店内は比較的広いので、多少の行列ならさほど待たずに入れます。テーブル席が多いので家族向けかも。
お値段良心的。種類も豊富で何度来ても楽しめそうです。
生いちごミルク。
非加熱の生いちごソースは別皿でたっぷり。
甘酸っぱい〜♡ かき氷の基本はいちごだということを思い出させてくれる味だ。氷とミルクのバランスも計算されていて、生いちごの味がいっそう引き立ちます。バランス最高賞!
チャイ・ティー。
あのインドのチャイです。シナモンがガツンときます。 そのせいか武骨さが際立っている。ワイルドにシナモンを味わいたい人はぜひ。
店名:雪菓
住所:東京都豊島区巣鴨3-37-6
TEL:03-5980-9891
【目白】ふわふわしゃくしゃくな氷の質感が最高な「志むら」
かき氷専門店ではなく、食事や他の甘味も楽しめるお店。
「ずんだミルク」は、上品な甘さのずんだソースがずんだ好きを唸らせます。
あと、氷がもろ「雪」。ほんとに雪を食べているようで、(自分の中の)氷の質感ランキングではかなり上位にランクイン。
黒みつきな粉。
どうしてもきな粉に弱い。でも間違いなくおいしくて満足。
ふわふわしゃくしゃくの雪を食べてみたい方、ぜひ目白へ!
店名:志むら
住所:東京都豊島区目白3-13-3
TEL:03-3953-3388
URL:http://r.gnavi.co.jp/b9wjp8xk0000/
【原宿】満腹になれる?台湾発の山盛りかき氷「ICE MONSTER」
いつも行列のアイスモンスターは台湾発のかき氷。削るのは氷ではなく、マンゴーかき氷はマンゴージュースのアイスブロックを、ミルクティーかき氷ならミルクティーのアイスブロックを削って作ります。とけにくくみっしりした氷の山はボリューム満点で、まさに「満腹になれるかき氷」。
上の写真はタピオカミルクティー。パンナコッタと温かいタピオカが添えられています。氷だけでも満腹になるのに、、お腹が苦しい、、けどおいしいから食べてしまう。
白いのは日本限定の杏仁かき氷。甘すぎない杏仁のすっきりした味わいで匙がすすむ。付け合せは黒ゴマアイスとライチとブラウンシュガーゼリー。1200円だけどこんなに山盛りなら安い。しかしなかなか食べ終わらないな。
一緒に食べてた友人は途中から寒くなって「お風呂入りたい」を連発。体が芯から冷えたようだ。そんなお客さんも多いのか冷房は弱めでお冷は白湯です。
相当な暑がりさんは原宿にいきましょう。確実にヒエヒエになれます!
店名:ICE MONSTER
住所:東京都渋谷区神宮前6-3-7
TEL:03-6427-4100
URL:http://r.gnavi.co.jp/76ev433e0000/
【日暮里】果実を超えた果実感!行列にも納得できる「ひみつ堂」
言わずと知れた行列店、ひみつ堂。雨の日を狙うとすんなり入れます。
上の写真は生パインみるく。こだわりの天然氷を手動マシンで削るふわっふわの氷も売りですが、ソースもかなり研究されていて、ここでしか食べられないというものが多数。パインも凝縮されたソースなのに生感は失われておらずパインを丸かじりしている感覚です。
ほうじ茶みるく。
一度ほうじ茶が早々に品切れしていた時、「ほうじ茶って品切れになるの? 煎れればよいのでは」などと素人丸出しのことを考えたのですが、後日食べてわかりました。このほうじ茶ソースすごい。ほうじ茶を煮詰めたような、めちゃくちゃ濃縮されたほうじ茶エキスだったのでした。単に濃く煎れたほうじ茶だと思っていたよ……
これをみるくかき氷という白い野原にぶちまける。渋みが甘みに溶け込んで至福としかいいようがない!(それで世界は完成されてしまい付け合せの金時の出る幕がなかった)
生メロン。
絶対に食べたほうがよいやつ。まずお店に入るとメロンの香りがしますからね。
メロン自体を丸かじりしてもここまでのメロン感はないと思う。ひみつ堂のすごさは、果実を超えた果実感。氷を果実に変える魔法をもっているので、はじめて食べた時は誰しも感動するのでしょう。
店名:ひみつ堂
住所:東京都台東区谷中3-11-18
TEL:03-3824-4132
URL:http://r.gnavi.co.jp/6kc5zk7f0000/
【本八幡】ジューシーな巨峰ソースでワイルドにがっつきたい「煉」
総武線ユーザーの方お待たせしました。千葉県北西部の誇る甘味処、煉です。
季節のおすすめ「巨峰」。
カエルみたいでかわいいですね。
巨峰ソースをかけながら食べます。かなり濃くジューシーですが、馴染みのあるアイス系といった味。わざとだと思いますが氷は荒削りになっていました。ワイルドに夏を感じたい人におすすめ。
きな粉黒蜜ミルク。
文句なしにおいしい。期間限定商品よりレギュラーメニューのほうが安定しているのかな。氷の削り方もこちらのほうがふわふわに感じました。
定番の生いちごや抹茶ミルクもおすすめです。
店名:茶寮 煉
住所:千葉県市川市八幡2-5-6
TEL: 047-335-1110
URL: http://r.gnavi.co.jp/31v573vc0000/
【西巣鴨】王道をゆく夏季限定のかき氷店「小次郎」
散歩をしていたらぽっと現れた、海の家みたいなかき氷屋さん。
抹茶ミルク、王道ですな。ほっとする味。
濃い麦茶がセルフサービス飲み放題なの、地味に嬉しい。
もも。
かき氷専門店にしてはケミカルなシロップを使っているけど、こういうの嫌いじゃない。そう、今まではソースという言い方をしていたけど、ここのは「シロップ」なんです。さんざん果実丸かじり感だのいっておいてあれですが、海の家で出されるような味が無性に食べたくなる時ってあるよね。井之頭ゴローのいう「このワザとらしいメロン味!」ってやつです。
小次郎のかき氷は、オール500円。別料金でミルクやあんこを加えることができます。
レンタルスペースの店舗で夏季だけ営業しているお店なので、夏が終わるとお店ごとなくなっちゃいます。兵どもが夢のあと。
店名:浅草橋小次郎
住所:東京都豊島区西巣鴨4-31-3 八木沢ビル1F
TEL:03-5980-8195
【荻窪】ふんわり氷×濃厚ピスタチオに感涙する「ねいろ屋」
ここもラーメン屋さんの出すかき氷として有名になった店です。
私が食べたのはピスタチオ。氷はふんわりふわふわ、ピスタチオのちょっとつぶつぶした舌触りの、濃厚ソースが泣きたくなるくらいうまい。なにこれほんとどうやって作るの。
完熟梅。
食べた友人の感想↓
「味はいわゆる青梅とか梅干し的なものではなくて、プラムの酸味と杏の甘味のいいとこどり!って感じです。 完熟、納得、という。
感動しすぎて店主にいつまであるか!?と問い合わせたレベル。
まったく知らなかった友達も同じことをしたようで『一緒に来てる人からも同じこと聞かれた』と笑われたらしいです。 完熟というだけあって、青臭さは一切ないです。」
ですって。キャー食べたい!
桃レモンミルク。
「上のコンポートは固めでしっかりした桃の味。レモンはほぼ甘味を感じないくらいの酸味。桃は優しいけど、ミルクに負けない強さ。バランスが非常によかったです。」
ねいろ屋はフルーツ系のバリエーションが豊かなようです。もともとラーメンのみのお店でしたが、店主(バンドマンだからねいろ屋らしい)はある時かき氷に惚れ込み、ひみつ堂などの名店を回って独自の研究を重ねて自分の店でも出すようになったとか。
店名:ねいろ屋
住所:東京都杉並区天沼3-26-14
【秋葉原】酒粕を氷にかけるとチーズになるという新事実「クラモトスタンド」
秋葉原の高架下の「ちゃばら」に一風変わったかき氷があるそうです。
物産展のような店内を、いちばん奥まで進んでいくと……
突如現れるおしゃれな日本酒バー、クラモトスタンド。
日本酒のお店ですが、夏は酒粕のかき氷が楽しめます。
おうおう、いきなり酒をかけるやつがある、素敵。
しかしここは3種のシロップがついてくるスペシャルかき氷にしてみよう。
シロップにアルコールは殆ど含まれていないそうです。
シロップは、「酒粕&自家製練乳」「さかすけ(酒粕に乳酸菌をプラスしたヨーグルトのようなもの)&自家製練乳」「酒粕&えだ豆(自家製練乳使用)」。
さかすけは氷にかけると本当にヨーグルトそのもので違和感ない。酒粕&えだ豆も、練乳が掛け橋になって一つにまとまっていた。
感動したのは、「酒粕&自家製練乳」。
これ、何の味だっけ……チーズだ! ゴルゴンゾーラか、ちょっと癖のあるカマンベールか。ねっとり濃厚で、かき氷の新機軸だ。酒粕って氷にのせるとチーズの味になるんだなあー。
食べる前は本当に合うのかと半信半疑でだったけど、ヤラれた。色んなものを食べてきたけど、久々に食の新体験をした。
かき氷って奥が深いよー!
クラモトスタンドのかき氷の提供は9/20まで。あと5回食べにいきたい。
店名:KURAMOTO STAND(クラモトスタンド)
住所:東京都千代田区神田練塀町8−2 CHABARA内
TEL:03-3258-0131
URL:http://r.gnavi.co.jp/6kgpzj8s0000/
【本郷】すいすい食べちゃう不思議な高級かき氷「厨菓子 くろぎ」
東大本郷キャンパスの中にある「厨菓子 くろぎ」は、ミシュランで星もとった湯島の高級料亭「くろぎ」の黒木淳氏がプロデュースした和カフェです。
杉板が張り巡らされた建物が突如現れてびっくり。緑に囲まれたオープン席でみんなお茶してます。大学の中ということを忘れてしまうわね。
黒蜜きな粉のかき氷。
で、でたな! 高級かき氷。花も添えられて格の違いを見せつけてくる。
しかしこのボリュームすごい。1300円だけど、見た瞬間安いと思った。
コーヒー(猿田彦)とのセットだと2100円だけど、お冷やの冷茶がおいしいし、なくなるとすぐ注ぎに来てくれるので単品で十分かな。
ふわふわ系氷に、醤油と黒蜜がブレンドされたクリームがかけられている。そこにきな粉ドバー。
あれ、重いようで軽い? くどくない。すいすいいけちゃう。見た目より霞だ。おいしい霞。
1時間半待った甲斐があったよ。 2016年夏のかき氷行脚のラスボスに認定。
ちなみに看板メニューはわらび餅。わらびの根10kgから100gしかとれないという、希少な「本わらび」のみで作った、超高級わらび餅です。
なんと賞味期限30分!
ぷるっぷる。これ以上ぷるっぷるな物体ってこの世に存在しないと断言できる。
2200円という値段もこれなら納得なのであります。
このロケーションが最高に気持ちいい。ちょっと値ははるけどこんな優雅な体験ができるなら全然ありです。
店名:廚菓子 くろぎ
住所:東京都文京区本郷7-3-1
TEL:03-5802-5577
URL:http://r.gnavi.co.jp/pzf6m6xs0000/
以上、2016年のかき氷11選でした!
いやー、かき氷って本当にいいものですね。
年々盛り上がりを見せているかき氷なので、今回だけでは有名なお店も紹介しきれませんでしたが、、まだまだ食べ歩くぞ〜〜〜!
プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/