暑かったりゲリラ豪雨だったり、いまひとつすっきり晴れませんが、皆様夏バテされていませんか。夏バテして料理をする気にもならないという方に朗報!
豚バラブロックに塩をするだけで激ウマおかずができる「塩豚」をご存知ですか?
豚バラブロックが安く手に入った際はぜひつくっていただきたいです!豚肉には疲労回復効果が期待できるビタミンB1が豊富に含まれているので、夏バテ防止にもぴったりですよ。
- まずは基本の塩豚の作り方
- いつものカルボナーラより贅沢に旨い!「塩豚カルボナーラ」
- ホクホクのじゃがいもに豚の旨味がたまらない「豚ジャガリックバター」
- キャベツも甘さがハンパない!「塩豚と焼きキャベツのやみつきホットサラダ」
まずは基本の塩豚の作り方
材料(作りやすい量)
- 豚バラブロック・・・500g
- 塩・・・8g
作り方
- 豚バラブロック全体に塩をすり込む。
- 1.をキッチンペーパーで包みしっかりとラップをし冷蔵庫で一晩寝かせる。
注意点
- 必ずアルコール消毒した清潔な手(あればビニール手袋)で行ってください。
- 2~3晩寝かせるとさらに美味しくいただけます。
- 2~3晩寝かせる際は毎日キッチンペーパーを替えてください。
- 2~3晩寝かせた後、塩気がきつく感じる場合は調理をする際に塩抜き(流水に15分ほど漬ける)をしてください。
- 冷蔵で7日間、冷凍で1ヶ月以内で食べきることをオススメします。
塩をするだけで簡単につくることができます! 茹でても蒸しても焼いてもご馳走に早変わり。
旨味と脂の甘みがぎゅっと詰まった豚バラ肉は病みつきになります。お好きな野菜を用意して葉野菜に包んで食べるともりもり肉も野菜も食べることができるのでオススメです。
いつものカルボナーラより贅沢に旨い!「塩豚カルボナーラ」
材料(1人分)
- 塩豚・・・100g
- にんにく・・・1かけ
- オリーブオイル・・・適量
- パスタ・・・100g
- A 卵・・・1個
- A 生クリーム(もしくは牛乳)・・・大さじ2
- A パルメザンチーズ・・・大さじ2
- A 醤油・・・・小さじ1
- A 塩・・・適量
- ブラックペッパー・・・適量
作り方
- 塩豚は1cm幅の細切りにする。にんにくはつぶしてみじん切りにする。パスタはたっぷりのお湯(2リットル)に塩(大さじ1)を加えて茹でる。
- 中火で熱したフライパンにオリーブオイルをひき、塩豚を焼き色がつくまで炒める。
- 茹で上がったパスタのお湯を切り2.にいれAを加えとろみがつくまで手早く混ぜたら器に盛り、ブラックペッパーをふる。
濃厚なクリームに豚の旨味とコクが染み込んでいていつものカルボナーラより贅沢な味わいに。
大きめに切って、表面がカリッとするまで焼くとより一層豚の美味しい脂が染み渡るソースになりますよ。
ホクホクのじゃがいもに豚の旨味がたまらない「豚ジャガリックバター」
材料(1人分)
- 塩豚・・・50g
- じゃがいも・・・2個
- パセリ・・・適量
- バター・・・1かけ
- にんにく・・・少々
- 酒・・・20cc
作り方
- じゃがいもは皮をむき4等分に切る。にんにくはすりおろす。パセリはみじん切りする。塩豚は食べやすい大きさにきる。
- 中火で熱したフライパンにバター(1かけの半量)を溶かし塩豚を炒め焼き色がつくまで焼く。
- 2.にじゃがいもと酒をいれて蓋をし、じゃがいもに火が通るまで弱火で加熱する。
- 3.を器に盛ってパセリを散らし、バター、にんにくをのせる。
ホクホクのじゃがいもに豚の旨味、バターのコクににんにくのパンチ。美味しくないわけがない!これはおつまみに出すと止まらなくなること間違い無しです!
キャベツも甘さがハンパない!「塩豚と焼きキャベツのやみつきホットサラダ」
材料(1人分)
- 塩豚・・・100g
- キャベツ・・・1/8個
- にんにく・・・1かけ
- アンチョビフィレ・・・1切れ
- オリーブオイル・・・大さじ1
- パルメザンチーズ・・・適量
- 温泉卵・・・1個
作り方
- 塩豚は食べやすい大きさに切る。にんにくは薄切りする。アンチョビはみじん切りにする。
- 中火で熱したフライパンにオリーブオイルをひき、にんにく、アンチョビを香りが立つまで炒めたら取り出し、塩豚を加えて焼き色がつくまで炒める。
- 2.にキャベツを加え両面焼き色がついたら蓋をし、5分ほど蒸して火を通したら余分な脂をふき取り、2.のにんにくとアンチョビが入ったオイルを戻し入れる。
- 器に3.を盛り温泉卵、パルメザンチーズをかける。
キャベツって焼くとなんであんなに甘くなるんですか…? キャベツの甘さと豚の甘さ、そこにパルメザンチーズととろ~り温泉卵をたっぷりつけて食べると余りがちなキャベツ、丸々食べることができそうな勢いで美味しい! おもてなしにもぴったりの一品です。
塩をふるだけでこんなに簡単にうまいものができていいものなのか……
そのくらい美味しい塩豚。それぞれの塩豚の楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。
常備したくなること間違い無しですよ!
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属
料理好きな母のもとで育ち、食に携わる仕事に就きたいという思いを自然と持つようになりました。両親が共働きで常に忙しくしていましたが、食卓を囲み食事を一緒に食べることで自然と会話が生まれ、どんなに忙しくてもコミュニケーションを大切にすることができました。そんな経験から、食卓でのコミュニケーションは大変重要で気づきの多いものだと私は思っています。「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わる様々な活動をさせていただいています。
2014年7月よりフードクリエイティブファクトリーの執筆プロデューサーに就任し、月間40本の記事をプロデュースしています。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
Blog:http://foodcreativefactory.com/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508