タケノコがおいしい時期ですね。
私は毎年、ゴールデンウィーク頃になると友人の案内でタケノコ掘りをさせてもらっているのですが、タイミングが良いと大量に手に入ります。
まだ先が黄色いタケノコを掘らせていただく喜び。
この3倍くらいの量が掘れました。
煮物、混ぜご飯、天婦羅など、思いつくかぎりのタケノコ料理に使いまくったうえで、さらに干したり塩蔵したりするのですが、それでもまだ食べきれないことも。
大きな鍋って便利ですよね。
タラの芽とタケノコの春らしいパスタ。
ちょっと太めの青椒肉絲。
塩漬けにした青山椒の実をアクセントに加えたバター焼き。
米と同じくらいのタケノコを入れた混ぜご飯(具を米と別に炊いて混ぜた)。
そんなときにふと思いついたのが、みじん切りのミンチにする方法です。名付けてタケノコミンチ。名付けなくてもいいのですが。
歯ごたえが命のタケノコを細かく切ってしまうのはもったいない気もしますが、これが意外とうまいんですよ。大量消費に最適!
タケノコミンチの作り方
タケノコミンチの作り方はとても簡単。茹でてアク抜きしたタケノコを、粗いみじん切りにするだけ。水煮のタケノコでももちろんOK。
大量に処理する場合は、フードプロセッサーなどでガーっとやってください。私はぶんぶんチョッパーという便利な道具で、様子を見ながら歯ごたえが楽しめる程度に刻みました。
取っ手を引っ張ると歯が回る便利な道具、ぶんぶんチョッパー。
お好みのサイズに切ってください。ちょっと粗めがオススメ。
タケノコミンチのチャーハン
最初に試してみたのが、タケノコミンチを白米よりも多く入れたチャーハンです。
適当な具を炒めます。
白米以上にタケノコミンチを入れてみましょう。
混ぜ合わせて味付けをしたら完成。
どんな味になるかと思いきや、普通のチャーハンよりもパラッパラに仕上がりました。
これぞ飲めるチャーハンです。うまい!
見た目は普通のチャーハンですが、よく見るとタケノコだらけ。
タケノコなのでパラッパラでうまいんですよ。
タケノコミンチの餃子
チャーハンときたら餃子でしょう。タケノコと豚肉の割合を55:45くらいで混ぜて、軽く味をつけて餃子の具にします。
今回はあえてキャベツや白菜などの具は入れませんでした。タケノコと豚肉のシングルマッチです。
これで餃子として成り立つのでしょうか。
餃子の皮で包みます。
包んじゃうとタケノコが入っているのが全くわからないですね。
このタケノコミンチ餃子がすごくうまいんです。柔らかい野菜が入っていなので、餃子の中身はミッチミチでザックザク。
多くの人がイメージするジューシーな餃子とは別の食べ物かもしれませんが、この詰まった感じがたまりません。
わかりにくいけどタケノコたっぷり。
ギュッと詰まった具がうまいんですよ。
翌日は焼売にしました。これもうまい。
ちなみにキャベツを入れたパターンも作ってみましたが、良くも悪くも普通になりました。普通の餃子の延長としては、これくらいがいいかもしれませんが、私はタケノコと豚肉だけが個性的で好みです。
この割合で作ったら普通っぽい餃子になりました。これはこれでおいしいんですけどね。
見た目だけ二郎インスパイアなタケノコミンチラーメン
チャーハンに餃子ときたら、やっぱりラーメンですよね。ラーメンのトッピングにタケノコって、よく考えればラーメンにはメンマが乗るので普通ですが、タケノコミンチを乗せると異世界のラーメンとなります。
ジャーン。
二郎インスパイアタケノコミンチラーメン。
どうでしょう。ニンニクやアブラの役割をタケノコミンチに置き換えることで、さっぱりと食べられる見た目だけ二郎インスパイアなラーメンの完成です。
いきなりこれを出されたら、絶対にニンニクマシマシだと思ってしまいますが、その実態はタケノコマシマシで臭いなしというギャップに萌えましょう。ドラキュラでも食べられる二郎風。
ザクザクとした歯ごたえもラーメンに合いますよ。ただタケノコでちょっと味が薄くなるので、タケノコミンチ自体に塩などで味をつけておくといいようです。
生のニンニクが苦手だけどニンニクマシマシのヴィジュアルに憧れている方はぜひ。
今回はなぜか中華料理ばっかりでしたが、ミートソースやキーマカレー、ハンバーグやロールキャベツなど、タケノコミンチはいろいろ使えそうですね。タケノコの大量消費に最適です。この食べ方なら多少硬いタケノコでも問題なし。でも食べ過ぎには気を付けて。
孟宗竹のタケノコはそろそろ終わりですが、これから真竹や淡竹のタケノコが出てきます。もしタケノコが余ったら、ちょっと試してみてください!
これはオムライスかと思いきや……
中身はタケノコのオムバンブー!