こんにちは。料理研究家の河瀬璃菜です。
忙しく過ごしているみなさん、毎日お疲れ様です。この春から新生活が始まった方も、そろそろ環境に慣れてきた頃ではないでしょうか?
慣れたといっても毎日張り詰めていて食事にまで気を使えない、家に帰ってくるとぐったりで何もやる気が出ない、かといって毎日外食やお弁当だとお金が減っていく一方だし……という方にオススメしたいのがパスタです!
といっても、フレッシュな野菜や肉、魚だと使い切れなくて困る……というお悩みもあるかと思います。そこで、今回は缶詰、瓶詰、ふりかけなど、棚や冷蔵庫で眠っている何かを使って作れるお手軽レシピを難易度順にご紹介します!
【難易度☆】お茶漬けバター
材料(1人分)
- パスタ・・・100g
- お茶漬けの素(鮭味)・・・1袋
- めんつゆ(2倍希釈)・・・小さじ1
- バター・・・10g
作り方
- たっぷりのお湯に塩(1Lに対して10g)を入れ、パスタを茹でる。
- 中火で熱したフライパンにバターを溶かし、1の茹で汁をおたま1杯分入れ、乳化(※)させる。
- 2に茹で上がったパスタとめんつゆ、お茶漬けの素を入れ、水分が飛ぶまでよく混ぜ合わせる。
※乳化:油分と水分を均一に混ぜ合わせること。フライパンをゆすって、茹で汁とバターをよく混ぜ合わせることでトロっとした液体に変化します。こちらの記事もご参考に!
今回は鮭味のお茶漬けの素を使いましたが、味はどれを使ってもOK!
お茶漬けの素に入っている具材にバターが絡み、あっさりしつつもコクと旨味ばっちりです。パスタ以外に使う材料はたった3つなので、家に何もないよ〜って時にぜひ試してみてほしい一品です!
【難易度☆☆】ゆかりんチーノ
材料(1人分)
- パスタ・・・100g
- ゆかりふりかけ・・・小さじ1
- にんにく(みじん切り)・・・1かけ
- 唐辛子(輪切り)・・・1本
- オリーブオイル・・・適量
- 大葉(千切り)・・・適量
作り方
- たっぷりのお湯に塩(1Lに対して10g)を入れ、パスタを茹でる。
- 中火で熱したフライパンにオリーブオイルをひき、にんにく、唐辛子を香りが立つまで炒めたら、1の茹で汁をおたま1杯分入れ、乳化させる。
- 2に茹で上がったパスタとゆかりふりかけを入れ、混ぜ合わせたら、皿に盛って大葉をのせる。
大葉とゆかりふりかけのさっぱりとした香りのおかげで、いくらでも食べることができそう!これからの季節に特にオススメです。
一度買うとなかなか減らないふりかけですが、パスタに使うとあっという間に消費しちゃいますよ!
【難易度☆☆】なめクリームパスタ
材料(1人分)
- パスタ・・・100g
- なめたけ・・・50g
- 生クリーム・・・100cc
- バター・・・10g
- 黒コショウ・・・少々
作り方
- たっぷりのお湯に塩(1Lに対して10g)を入れ、パスタを茹でる。
- フライパンにバターを溶かし、生クリーム、なめたけを入れ、混ぜ合わせる。
- 2に茹で上がったパスタを入れ、よく混ぜ合わせたら、皿に盛り、黒コショウをかける。
こ、これは衝撃的な美味しさ……!
なんだこれ。コクと旨味が爆発しているにもかかわらず、しつこくなくペロリと食べられるこの感じ。今回のレシピで一番好きな味でした!
今後、なめたけ買ったら絶対作るレシピに入りました。
【難易度☆☆☆】さばトマボロネーゼ
材料(1人分)
- パスタ・・・100g
- 粉チーズ・・・適量
【A】 - サバ味噌煮缶・・・200g
- トマトジュース・・・150cc
- 醤油・・・小さじ2
- 塩コショウ・・・少々
- にんにく(すりおろし)・・・1かけ分
作り方
- たっぷりのお湯に塩(1Lに対して10g)を入れ、パスタを茹でる。
- フライパンにAを入れ、5~6分煮込む。
- 2に茹で上がったパスタを入れ、よく混ぜ合わせたら皿に盛り、仕上げにパセリ、粉チーズをかける。
タンパク質をしっかり摂りたいときにはこれ!サバ味噌缶自体にしっかりと味がついているので、調味料が少なくて済むのも嬉しいです。
缶詰とトマトジュースならば長期保存もできるので、安売りのときに買いだめておくのも良いですね。
【難易度☆☆☆】海苔ツナパスタ
材料(1人分)
- パスタ・・・100g
- 海苔の佃煮・・・・30g
- ごま油・・・適量
- ツナ缶・・・1缶
- 青ネギ(小口切り)・・・適量
- にんにく(みじん切り)・・・1かけ
- 唐辛子(輪切り)・・・1本
作り方
- たっぷりのお湯に塩(1Lに対して10g)を入れ、パスタを茹でる。
- 中火で熱したフライパンにごま油をひき、にんにく、唐辛子を香りが立つまで炒める。
- 2に1の茹で汁をおたま1杯分入れ、乳化させる。
- 3に茹で上がったパスタ、海苔の佃煮、ツナ缶を入れ、よく混ぜ合わせたら皿に盛り、青ネギをちらす。
こちらも基本的にはツナ缶、海苔の佃煮があればできてしまいます。
意外なことに男性ウケが一番いい一品!海苔の佃煮のおかげで、ほかに調味料は必要なし!☆3つにしましたが、相当お手軽です。
缶詰や瓶詰め、ふりかけ、お茶漬けの素など、長期保存できるもので簡単に作れてしまうパスタ。そもそもパスタ自体も乾麺は長期保存できますよね。
毎日スーパーに食料を買いに行けない、食材を使い切れずダメにしてしまう、など特に一人暮らしのお悩みはパスタですべて解決しますよ……!
ぜひお試しくださいね!
著者プロフィール
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。
レシピ開発、商品開発、食の企画やコンサル、レシピ動画制作、企画執筆、編集、イベントメディア出演、料理教室など食に纏わる様々な活動をしている。
SONY XperiaのCMやKIRIN本麒麟の広告への出演などその活動は多岐にわたる。
近年では地方を元気にするための6次化商品の開発に力を入れている。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」 など
Blog: http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508