今回の料理:「ニラの焼きうどん」
夏場のお昼に最適
枝元 夏場のお昼ご飯にどうかな?ニラが食べたいばっかりに焼きうどんを作ります。
西原 やたらつるつるしたギョーザっぽい味になりそうな感じですね。
枝元 夏のお野菜っていうと、緑色のものは選択肢が少ない。なので今日はいっぱいニラを食べよう。
西原 ニラって冷蔵庫で溶かした人が多いと思うけれど、大変な臭いになりますよね。
枝元 うん。私も溶かしたことあるー。それではまずはじっくりと千切りのショウガを熱します。
西原 パリパリのおいしいやつだ。
枝元 それでニラをサッと炒めます。最後に目玉焼きものせたいので、別のフライパンで焼いておきますね。
西原 うわっ、この卵すごく元気。
枝元 ね、黄身がプリプリですよ。
西原 南米の女性のお尻みたいにプリプリですね。世界一お尻を愛する民族が、美しいケツを見せるために作り出したのがTバックです。
枝元 すごいですよね!それでうどんの具に豚肉も用意しようと思ったんですが、夏場の昼ご飯を想定してツナにします。うどんはサッと炒めたいから、絡まないように半分折りに。そうめんでもおいしいよ。
枝元 そしたらそうめんチャンプルー味にします。うどんはゆでたてだとぬめりがあるので冷水で締めてからざっと混ぜ、ツナを。ニラは先にショウガとサッと炒めているので、最後に混ぜ合わせる感じで。
西原 これは絶対おいしいに決まっている。
枝元 お酒か紹興酒とナンプラーで味付けを。あとはコショウと粉ザンショウ。皿に盛りつけ、目玉焼きをのせてと……そして紅ショウガ。
西原 キャーーー。紅ショウガ!!これはプールサイドで食べたら絶対においしいだろうな。
枝元 はい、お待ちどおさま!
西原 見た目、完璧ですね。カレーライスよりも完璧で美しいかも。
枝元 うふふ、うふふふふーん。でもニラが入っていますよ。
西原 ニラとショウガがこんなに相性がいいなんて。ツナ缶は食品庫に絶対に余っているし、このサンショウもまたおいしい。バンザーイ、炭水化物!!
枝元 夏場はニラが絶対にお得だと思います。お昼ご飯にぜひ。
【構成・矢澤秀範、写真・根岸基弘】
ニラの焼きうどん
材料<2人分>
- うどん(乾麺) 160グラム
- ニラ 1束
- ツナ缶 小1缶
- ショウガ 大1片
- 酒または紹興酒 大さじ2
- ナンプラーまたは薄口しょうゆ 小さじ2~大さじ1
- コショウ・粉ザンショウ 各少々
- 卵 2個
- 紅ショウガ・油 各適量
作り方
- ニラは4センチの長さに切る。フライパンに油と千切りにしたショウガを入れ、ニラをサッと炒めて取り出す。
- うどんは半分に折って表示に従ってゆで、冷水で締める。1のフライパンに油を追加しうどんを入れて温め、ツナ、ニラの順に加え混ぜる。酒、ナンプラー、コショウ、粉ザンショウで調味する。
- 器に盛り、紅ショウガと1のショウガ、別で焼いた目玉焼きをのせる。粉ザンショウを再びかける。
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