こんにちは、ライターの周東です。
みなさんは、他人の「調理道具」が気にならないだろうか?
特に、料理上手な人がどんな道具を使っているのか、じつに気になる。
日々、工夫を凝らした美味しい料理を作る達人はきっと、その道具にもかなりのこだわりを持っているに違いない。そこで、料理研究家や著名な料理ブロガーなど3名の方々に、自慢の調理道具についてインタビューしてみることにした。
それぞれのこだわりアイテムは実に三者三様。とにかく便利だったり、かっこよかったり、プロ並みの味を手軽に再現できたり……と、料理の楽しさをさらに広げてくれそうなものばかり。最近自分の料理がマンネリという人にも、料理上手になりたい人にも、きっと役に立つラインナップになっている。
- 料理研究家・河瀬璃菜さん/超便利な時短アイテム&ワイン好き必須の1本
- 料理研究家・きじまりゅうたさん/エプロン愛が炸裂!ようやくたどり着いた1枚とは
- ブロガー・ぶち猫さん/プロ顔負けの味を生み出すハイテク機器&使い始めたら欠かせなくなる便利道具
- まとめ
※以下、価格はすべて編集部調べ。2018年3月20日現在のものを記載。
料理研究家・河瀬璃菜さん/超便利な時短アイテム&ワイン好き必須の1本
初めにお話をうかがったのは「みんなのごはん」でもお馴染みの料理研究家・河瀬璃菜(りな助)さん。
「5分で作れる残業メシ」シリーズをはじめ、河瀬さんのレシピにお世話になっている読者も少なくないはず。
かくいう筆者もお世話になった経験あり。冷凍庫の奥底でカピカピになって眠っていた正月用の餅も、河瀬さんの「餅復活レシピ」で見事にサルベージできた。
身近な食品をおいしく、かつお手軽に変身させる河瀬さん。いったいどんな道具を駆使しているのだろうか?
◆河瀬さんセレクト①「ぶんぶんチョッパー」
ということで、河瀬さんが1つめとして紹介してくれた器具がこちら。
※画像提供:河瀬璃菜さん
一見、普通のボウル、あるいは密閉容器のようにも見えるが……これはいったい?
河瀬さん「これは『ぶんぶんチョッパー』といって、みじん切りがカンタンにできる調理器具です。カレー作りが好きで、よくみじん切りをするんです。そこで、この道具を通販サイトで購入してみました」
使い方はとても簡単。カットしたにんじんや玉ねぎなど、みじん切りしたい野菜を入れ、緑色の取っ手を引っ張るだけ。
わずか8秒でみじん切りが完成するという。便利! そして名前もかわいい。
河瀬さん「通常のフードプロセッサーは電源が必要ですが、こちらは電源も必要なく、少しの力で簡単にみじん切りができるんです。
ホームパーティーが好きで、よく自宅に人を招くのですが、これがあればみじん切りに時間をかけずに済みます。余った時間をゲストのおもてなしに充てることができるんですよね」
手も汚れないし、誰でも簡単に使えるので、料理が苦手な友人にも「ちょっと手伝って」と気軽に頼めそう。
ちなみに、河瀬さんがこれを使ってよく作るという「無水カレー」のレシピはこちらで紹介されているので、参考にしてみてほしい。
◆河瀬さんセレクト②「トリロジー・テーブルモデルギフトセット」
もう一つ、ワイン好きの河瀬さんが愛用しているというのが、お鍋で有名な「ル・クルーゼ」のワインオープナー「トリロジー・テーブルモデルギフトセット」。
※画像提供:河瀬璃菜さん
普通のワインオープナーだと、くるくるした「スクリュー」をコルクにさした後、引き抜くのにちょっと力が要るが、これは頭についている赤いハンドルをくるくる回すだけで簡単にコルクが抜けるという。
河瀬さん「友人にプレゼントしてもらったのですが、どんなに酔っぱらって手元が怪しくなっても(笑)簡単にコルクが抜けるので、大変助かっています」
ぶんぶんチョッパー同様、こちらも友人を家に招いた時に活躍しそうなアイテム。ホームパーティー好きの河瀬さんならではのチョイスだ。これからの季節、お花見にワインと一緒に持参するのもいいかもしれない。
【河瀬さんが紹介してくれた道具】
・K-and-A 「ぶんぶんチョッパー」(直販価格は税込1,490円)
http://k-and-a.jp/bunbunchopper.html
・ル・クルーゼ「トリロジー・テーブルモデルギフトセット」(直販価格は税込4,320円)
https://www.lecreuset.co.jp/onlineshop/gs200.html
料理研究家・きじまりゅうたさん/エプロン愛が炸裂!ようやくたどり着いた1枚とは
次に登場していただくのは、料理研究家・きじまりゅうたさん。料理番組やレシピ本など、お手軽かつおいしいレシピで人気を博している。
実際にご自宅へお邪魔し、うんちく込みで自慢の調理道具を紹介してもらった。
なお、きじまさんは祖母の代から3世代続く料理研究家ファミリー。仕事場の戸棚にはさまざまな食器がズラリ! 親子3代の歴史が詰まっている感じだ。
◆きじまさんセレクト①「エプロン」
料理研究家ファミリーであるきじまさんのキッチンには、もしかしたらめちゃくちゃ高い包丁とか、とんでもない“お宝”なんかがあるのかも……と思いきや、
きじまさん「僕の仕事は、家庭での料理の作り方を提案することなので、『この道具がないと作れない』とは言いたくないんです。だから自分の使う道具も、シンプルなものが多いんですよ」
と、言われてみればごもっともなお答え。
たしかに、“秘伝の道具”でしか作れない料理を紹介されたら、『真・中華一番!』(※)みたいに道具探しの旅から始めなきゃいけないもんな……。
※1997年にアニメ放映もされていた人気料理漫画。主人公の少年が「伝説の廚具」を求めて旅をする。
使う道具はシンプルだからこそ、ひとつひとつに対する思い入れは深くなるというきじまさん。なかでも、こだわっているというのが料理研究家にとってユニフォームともいえる「エプロン」だ。
きじまさん「料理研究家になる前はずっとアパレルで働いていたこともあって、24歳で料理研究家の世界に入った時、『人目に付く仕事だから、まずエプロンをそろえよう』と思ったんです。
でも当時、お店に並んでいたのは女性ものばかり。どうせならカッコいいものをと思って、最初は自分でデザインしたんです」
こちらがその、きじまさんデザインのエプロン。腰に巻くサロンタイプだ。
裏地はバンダナ地で、リバーシブルで使える。たしかにかっこいいけど、この形、どこか違和感があるような……?
……あ、紐がないんだ!
きじまさん「そうなんです。紐をなくしたんです。
まだ自分が駆け出しで母のアシスタントをしていた頃、毎日、母や先輩アシスタントのエプロンを洗濯して干していたんです。そしたら洗濯機の中で、エプロンの紐がすんごい絡まって絡まって……。
しょっちゅう洗う物なのに、こんなに絡まるのはあり得ない!と思って、自分のものは紐をなくしちゃいました」
ちなみに使い方はというと、
手持ちのベルトをシュッと通して、
グルっと回して、
パチッと止める。すごい! かしこい! 画期的!
きじまさん「自分でもすごい発明をしたぞ、売れるかもしれない、と数十枚作ったんです。
ところが、僕はベルトを通すのに慣れているからいいけど、慣れていない人は使いづらくてしょうがないらしく……この型は頓挫。次に選んだのがコレです」
お! 紐が復活した。こちらも腰巻きのサロンタイプ。
きじまさん「これは2011~16年くらいまで使っていたもの。その頃は、胸からかける『前掛け』タイプはあんまりかっこよくないんじゃないかと思っていて、腰に巻く『サロンタイプ』にこだわっていました。
だけど、2016年、ニューヨーク(以下、NY)に行った時に考えが変わったんです」
その、きじまさんの“エプロン観”を変えたという、NY生まれの1枚がこちら。
紆余曲折を経て、結局は前掛けタイプに。でも、一体なぜ?
きじまさん「NYでは、カジュアルな服装にエプロンをしているシェフを多く見かけました。その中に、ひげもじゃで全身タトゥーが入っているムキムキのシェフがいたんですよ。その人が白Tシャツに前掛けタイプのエプロンを着けているのを見て……。
それまでは前掛けエプロンって何となく気恥ずかしいイメージだったんですけど、そのシェフは超カッコよかった。それで、前掛けタイプを使い始めました。当たり前ですが、覆う面が多いので服も汚れないんですよね。前掛けって便利ですよね」
しかし、このエプロンにもちょっとした難点があったそう。
きじまさん「僕は厚みのある生地で作ったエプロンが好きなんですが、このタイプってホルターネックだから首が痛くなったり、肩がこったりするんです。
僕らの仕事は、朝から晩までエプロンをずっと着けているので、それでは困る。そこで、去年最終的に辿り着いたのが、今着ているこのエプロンです」
というわけで、少し長くなったが、こちらがきじまさんこだわりの逸品。「Utility Canvas」というブランドの前掛けエプロンだ。
一見、特に変わったところはないように思えるが、きじまさんのこだわりポイントは背中にあるという。
きじまさん「これ、後ろの紐がクロスしていて、力が分散するんです。撮影などで長時間着用していても首や肩がこらないんですよ。
3色あるので、その日のファッションに合わせて着回しを楽しんでいます。最初はエプロンを着けること自体に抵抗感があったけど、今では着用していないと落ち着かない。エプロンを着ける時はちゃんと料理する、しないときはオフの時、みたいな“仕事スイッチ”になっていますね」
◆きじまさんセレクト②「盛りつけ箸」
エプロンへの並々ならぬ愛情を語ってくれたきじまさんだが、そのポケットの中にも“秘密道具”が隠されているという。
それがコチラ。京都にある「市原平兵衛商店」の「白竹もりつけ箸」。
よくよく見ると、お箸を持った時に上を向く「箸頭」にはきじまさんの名前が。使い込んでいる感じがする。
きじまさん「盛りつけ箸はその名の通り、細かい盛り付けをする時に使うお箸です。一般の家庭にはあまりないと思いますが、料理研究家や料理カメラマン、料理スタイリストのなかでは、このお箸のシェア率は高いんじゃないかな」
その特徴は、先端の細さ。
ご覧の通り、料理に使う菜箸(下)と比べると、明らかに細い。
先端が細いと、このようにゴマ一粒をつまむことも可能なのだ! きじまさんいわく、「ゴマ一粒の配置の仕方で料理の見え方が変わる」ため、プロの間で重宝がられている。
きじまさん「うちでは祖母の時代からこの盛りつけ箸があって、子どもの頃は『盛りつけする人しか使っちゃいけない』みたいな暗黙のルールがあったんです。祖母以外の人は触れちゃいけないくらいの感じ。
だから自分が独立した時に、速攻でこれを買いました。これを使えた時は“免許皆伝”みたいな感じでしたね」
シンプルだけどこだわりが光る、きじまさんのチョイス。エプロンに忍ばせて、さっと箸を取り出すのもかっこいい! プロフェッショナルならではのこんな道具があれば 料理に対するモチベーションがググっと上がりそうだ。
【きじまさんに紹介してもらった道具】
・UTILITY canvas Japan 「UCエプロン」(直販価格は税込9,990円)
http://www.utilitycanvas.jp/items/2120401
・市原平兵衛商店「白竹もりつけ箸」(28cmで税込1,404円)
ブロガー・ぶち猫さん/プロ顔負けの味を生み出すハイテク機器&使い始めたら欠かせなくなる便利道具
ラストは、人気ブログ「ぶち猫おかわり」を運営するぶち猫さん。ブログ内でプロ顔負けの料理を披露している。ご自宅にお邪魔し、お話をうかがった。
buchineko-okawari.hatenablog.com
平日は仕事で忙しく、料理をするのはほぼ土日のみというぶち猫さん。その分、凝った調理器具を使うことも多いそう。
◆ぶち猫さんセレクト①低温調理器「Anova Precision Cooker」
まずはこちら。低温調理器の「Anova Precision Cooker」(以下、Anova)。
背が伸びたスマートスピーカーみたいなフォルム。調理器具には見えないが……。
ぶち猫さん「肉や魚などの食材を低温(80度以上の高温調理に対して、55~68度の低い温度)で長時間調理するための器具です。
肉や魚をジップロックなどに入れた上で水をはった容器に入れ、このAnovaを容器に入れて電源を入れます。そうすると、銀色の部分に内蔵されている熱線が水を温めるのです。内蔵のポンプにより容器部分の水が撹拌されることで水温を長時間一定に保つことができ、素材を同一の温度で長時間加熱することができます」
電源を入れてしばらくすると、お鍋の中の水がぐるぐると回り始めた! ハイテク!
ちなみに、温度や加熱時間の設定はスマートフォンやタブレットの専用アプリで調整するとのこと。ハイテク……!
ぶち猫さん「漫画家の小林銅蟲先生のブログで紹介されているのを見て、1年半ほど前に(Anovaを)買いました。ちょっと高級なレストランで出てくる、絶妙な火加減の肉料理もわりと簡単に作れてしまうんですよ」
たとえば、こんなのである。
※画像提供:ぶち猫さん
今にも肉汁がしたたり落ちそうなロゼ色のローストビーフ!
さらにこんなのも。
※画像提供:ぶち猫さん
断面がほのかなピンク色の豚肩ロースチャーシュー……! これは【飯テロ注意!】のタイトルが付くやつだ。
ぶち猫さん「塊肉を中心部まで適切な温度で均一に加熱する技術は、本来はプロの料理人が長年の経験に基づいて加熱温度や時間を細かく調整して実現しているものですが、Anovaを使えば素人でも比較的簡単に再現できてしまうんです」
牛肉や豚肉のほか、鶏肉や鴨肉、タコやサーモンなどの魚介類も同じように調理できるんだとか。
ぶち猫さん「お店の味を家で再現できるのが嬉しいですよね。たとえば、下の写真は勝どきにある『かねます』という立ち飲み屋さんのメニューを参考に作った『生うに牛巻き』です。
お店では、生の牛肉で生うにを巻いているのですが、さすがに家庭で生肉を取り扱うのは難しいので、牛肉の食感を損なわない程度に低温調理したものをスライスしています」
※画像提供:ぶち猫さん
う、うまそう……! 盆と正月とクリスマスが一緒に来たみたいな豪華さ。自宅にAnovaがあれば、こんな華やかな料理がいつでも楽しめるのか……!
ぶち猫さん「ただ、低温調理は加熱温度が通常よりも低い分、細菌の繁殖などによる食中毒のリスクが高まるので、使いこなすには食品衛生に関する正しい知識が必要です。
わたしは使用する調理道具をあらかじめ滅菌しているほか、厚生労働省などが定めている食品の加熱温度や時間に関する基準を上回る温度、及び時間にて、素材の中心部まで確実に加熱するように努めています。そういう意味では、料理や食品衛生の知識がひと通りある方向けの調理器具かもしれません」
◆ぶち猫さんセレクト②非接触の放射温度計
続いてもハイテク系。
これまた近未来的なフォルム。調理道具っていうより、武器……?
横から見ると、やっぱり光線銃っぽい。肉をレーザーで焼き切るのだろうか……?
ぶち猫さん「これは、対象に触れずに温度が測定できる『放射温度計』です。トリガー部分を引くと、レーザーポインターのような赤い印が現れて、その照射箇所の表面温度を測ることができます」
ぶち猫さんがトリガーを引くと、赤い丸印が机に照射され、液晶に「24.1度」と表示された。この机、けっこうあったかい! 放射温度計、かっこいい!
ぶち猫さん「わたしは揚げ油の目安温度を知りたい時とか、お菓子作りの時に使うことが多いです。
以前は棒状の温度計を差し込んで測っていたんですが、温度を確かめるたびに洗わないといけないし、他の作業と並行してバタバタしている時は不便。これなら非接触なので衛生的ですし、圧倒的に楽ですね」
※画像提供:ぶち猫さん
こちらが放射温度計を使って作ったという「マカロン」。
マカロンに使う「イタリアンメレンゲ」には、117度というビミョーな温度に熱されたシロップが必要。このシロップ作りにも、放射温度計が活躍するそうだ。
ぶち猫さん「あとは、コーヒーをドリップする時にも重宝しています。コーヒーは、抽出するお湯の温度により苦みが立ったり、酸味が立ったりします。使う豆によって抽出温度を変えたいけれど、接触式の温度計を使うのは面倒という時に便利ですね」
※画像提供:ぶち猫さん
ちなみにこの温度計、調理器具ではなく「工具」のカテゴリーで販売されているちょっとマニアックな品だという。
ぶち猫さん「インフルエンザの予防接種を受けた時に、病院の方が非接触型の温度計で来院者の体温を測っていたんです。それで気になって調べてみたら、類似品を料理に使っているレビューがあって、わたしも真似しようと」
電源は単四電池2本でかなり長持ちするという。揚げ物やお菓子をよく作る人なら、持っていても損はなさそうだ。
◆ぶち猫さんセレクト③野田琺瑯 保存容器「White Series」
最後は「ここ数年で一番長く使っている」という調理道具。どんなハイテクが飛び出すかと思いきや、意外にも王道のアイテムを紹介してくれた。
それがこちら。
野田琺瑯の蓋つき容器「White Series」だ。
ぶち猫さん「野田琺瑯の製品はいっぱい持っていて、10年くらい使い続けているものもあります。この蓋つき容器のいいところは、保存するときは蓋で密閉できる上に、蓋を外せばオーブンや直火での加熱ができること。また、油汚れもツルッと落とせるので重宝しています」
プラスチックのタッパー容器だと食材のニオイが移ってしまうことが多いが、琺瑯容器ならそんな心配も無用。生魚の保存もなんのその。
※画像提供:ぶち猫さん
大きいサイズの容器であれば、魚がドーンとまるまる入ってしまう。
電子レンジには使えないが、残ったカレーなんかもそのまま直火にかけて温め直せる。
ちなみに、ぶち猫さん宅では、洗った葉物野菜を丸のままこの容器にしまっておくとか。そうすると鮮度が落ちにくいので、必要な時にちょっとずつ出して使っているそうだ。
ぶち猫さん「お客様の前にそのまま出しても、生活感がないところも良いんですよね。お呼ばれした時の料理や手作りのお菓子を持ち出す時に、綺麗に見えるところも気に入っています」
※画像提供:ぶち猫さん
たしかに、おしゃれなカフェのケータリングみたい……!
ぶち猫さん「野田琺瑯はたまたまお店で見かけたのですが、1個買ったらとっても便利で、どんどん増えてしまいました。わたしがブログで紹介する調理器具は、ちょっとマニアックなものも多いですが、これはどの方にもオススメできます」
味はもちろん、料理自体を楽しんでいる様子が伝わってくるぶち猫さんのチョイス。やや値段が張るものもあるが、採り入れれば料理のレパートリーがぐんと広がりそうだ。
【ぶち猫さんに紹介してもらった道具】
・Anova Culinary「Anova Precision Cooker」(税込17,320円)
https://anovaculinary.com/ (英語サイト)
・シンワ測定「放射温度計 B レーザーポイント機能付」(直販価格は税込8,467円)
http://www.shinwasokutei.co.jp/products/73010/
・野田琺瑯「White Series」(税別1,100円~)
http://www.nodahoro.com/products/9/
まとめ
今回は3名の方に、普段はなかなか注目されることがないシンプルな道具から、ちょっと変わった便利道具までさまざまな道具を紹介してもらった。
さすがに、即座に料理が上手になるような“魔法の道具”はなかったが、いずれも自分のキッチンに投入すれば、料理へのモチベーションが高まりそう。
最近料理がマンネリになってきたな……とお悩みの人は、この春、新しい調理器具を投入してみるのもアリかもしれない。
【取材協力】
・河瀬璃菜さん
Blog: http://lineblog.me/linakawase/
・きじまりゅうたさん
Blog : http://www.daidokolog.com/
・ぶち猫さん
Blog : http://buchineko-okawari.hatenablog.com/
プロフィール
周東淑子(やじろべえ)
大阪府出身。地方新聞記者、ウェブ編集者を経て、東京の「やじろべえ」という会社でライター、編集者をしています。
ホルモンはテッチャン、お酒は「奥丹波」が好きです。
やじろべえ https://www.yajirobe.me/