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行くなら今!「菜の花の町」二宮で、菜の花まみれドリアと楽しすぎるパフェを2人で食べた話【フミコフミオの夫婦前菜第38回】

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告白しよう。僕はこの連載を続ける上で、大きな重圧を感じていた。「夫婦前菜」というタイトルでありながら妻の姿が皆無であったことから「タイトル詐欺」「タイトル変えろ!」という声が少なからずあったからだ。しかし、妻自身、僕と出かける気分にならないとピュアな気持ちを公言しているのだから仕方がないではないか。強引に海鮮丼なぞを食べに連れていってDV騒ぎなどの大問題になったら誰か助けてくれるのか。そういうネットの無責任性が一市民の人生を台無しにするというのに…。そんな問題提起はさておき、この時期、アニメ版アイドルマスターの主人公「春香」の居住地でもある神奈川二宮町は、菜の花の町でもある。

www.town.ninomiya.kanagawa.jp

 

グッズを作ったりイベントを催したり町をあげての菜の花推しなのである。今回なぜ唐突に菜の花かというと、妻が「お花畑を鑑賞したい」と望んだからである。そこに僕の希望は介在しない。

 

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町をあげての菜の花ウォッチング推し

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オリジナルグッズも。駅前の公民館で菜の花をはじめとした名産品も買えたよ。

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運動不足解消にぴったりな急な階段。

二宮駅から菜の花が咲き誇る吾妻山公園へ向かう。吾妻山公園入り口にある募金箱に金銭を投じる妻。

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存在を疑われている妻の姿/財布は僕のものです。

「施設の維持管理に協力するのは市民の務め」と彼女のスタンスは尊いがその300円は僕の財布から出てきたものだ。入り口から1分ほど登ったところに売店的なものがあった。「寒いときの甘酒が嬉しいー」と僕の財布から100円玉で甘酒を購入する妻。ジンジャー入りで暖まる。

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温かいものを食べられる喫茶店もあったよ。

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寒空に甘酒が最高すぎた。

てくてく冬の山を登っていく。会話もなく登る。先日関東地方を襲った雪は残っていなかった。しかし僕ら夫婦間に降り積もった雪は完全には溶けてはいない。

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巨大滑り台。大人で滑走している人は皆無…。

巨大滑り台を発見した。滑り台で遊んでいるのは子供のみ。この子供たちを掻き分けて僕のような40代のオッサンが滑り台にトライする…。一瞬躊躇するが妻の暖かいエール「はやく済ませてください」に背中を押される。子供は無料だが大人は100円。

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リーズナブルといえばリーズナブルな価格設定

ここでも金か。ビットコインで支払える日は来るのだろうか。ガラガラ派手な音を立てて滑り降りた。写真がないのは妻が隣にあるウサギハウスに気を取られて撮り忘れたからである。ウサギ可愛いから仕方ないよな。

いよいよ山頂。ここで菜の花越しに富士山を眺めるのである。「当日は歩きやすい格好で」とパンフに書かれたセンテンスをそのまま具現化したかのようなリュック&スニーカー&ズボン姿の中高年グループの向こうに菜の花はあった。

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咲き誇る菜の花

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晴れていれば菜の花越しに富士山がみえるはずでした…。

ご覧。大雪にも負けずに強く逞しく咲き誇る菜の花たちを。そして雄大な富士山を…。といいたいところだがあいにく僕らが山頂にいた時間、雲が立ち込めていて富士山を見ることは叶わなかった。

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ボランティアのおじさんが晴天時の写真をくれたよ!

「菜の花キレイ!お浸しにしたら美味しそう!」妻は菜の花に感動したようであった。僕らの間にある厚い雲が晴れる日が来るのだろうか…一抹の不安を覚えつつ下山。

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山小屋!って感じの外観。「菜の花咲きました!」

ランチは二宮の名店「山小屋」さん。名前のとおりの山小屋感のある外観と内装がたまらない。菜の花メニューは「菜の花としらすのドリア」と「菜の花とチーズで包んだハンバーグ」の2つ。食レポ記事としては2つとも頼み、シェアして感想を記述するのが王道であろう。

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クリップを有効活用したメニュー

ハンバーグに恨みがあるわけではない。だが僕はどうしても菜の花としらすドリアをメインで食したかったし、妻もドリアをメインで食すことを譲ろうとしない。僕は見た。彼女が「シェアなんて論外」というオーラも醸し出しているのを…。仕方なくドリアを2つオーダー。

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菜の花としらすのドリア

どーん。僕は高をくくっていた。どうせ菜の花つっても肉眼で確認困難なレベルに小さく刻まれているか、ソースに菜の花エキスが入っている程度なのではないかと。その浅はかな認識を謝罪しなければならない。

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菜の花たっぷり

ドリアはまさしく菜の花まみれでございました。妻も「想像以上に菜の花ー」と感激しているようであった。食べてみるとクリーミーで優しい味のドリアと菜の花がマッチしていて美味。器の底に盛られているシラスの塩っぽさがいいアクセントになっていてグッドであった。

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ライスの下にしらすが!

ひとつひとつオーダーをもらってから時間をかけての手作り感も堪らない。最高なドリアのおかげで「なんかいいよね」って半年ぶりに夫婦間に平和が訪れました。ありがとうドリアン。

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オリジナルパフェの楽しすぎるメニュー

それからメニューを見ているときに気になっていたパフェを頼むことになった。オリジナルパフェである。アイスとフルーツとソースとトッピング、4つの要素を自由に選べる素晴らしいパフェである。それぞれの要素を1つずつ選ぶのではなく完全に自由に選べるのが偉大すぎる。極端にいえば全部選んでもオッケーらしい(それぞれ量は少なくなるけど)。楽しすぎるだろ。妻は、湘南ボーイである僕のセンスを試すつもりだろうね、「君がセレクトしてください」と言った。ちょこざいな。そして僕が熟考したオリジナルパフェがこれである。

  • アイス…バニラとチョコレート
  • フルーツ…苺、バナナ
  • ソース…チョコ
  • トッピング…ナッツ

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オリジナルパフェの楽しすぎるメニュー

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上空から

どーん。妻は「美味しくて可愛いけど冒険しないあたりに中年の悲哀を感じます」と褒めてくれた。その後僕のセレクトしたパフェは妻が美味しくいただきました。妻だけがいただきました。

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妻が全部食べちゃった…。ぼやけるほどの食スピードで。

そんなこんなで菜の花まみれで楽しい一日で、夫婦間の氷河期の終わりを感じさせる小旅行でございました。東京から一時間ちょいで行ける菜の花の町二宮と菜の花ランチとオリジナルパフェの山小屋さん超オススメ!ではまた。

 

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チャミちゃんは不在でした。残念。

紹介したお店

山小屋

ぐるなび山小屋

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

書いてるサラリーマン

フミコフミオ

海辺の町でロックンロールを叫ぶ不惑の会社員です(再就職しました)。90年代末からWeb日記で恥を綴り続けて15年、現在の主戦場ははてなブログ。最近は諸行無常を嘆く日々。更新はおっさんの不整脈並みに不定期。でも、それがロックってもんだろう?ピース!

ブログ「Everything you've ever Dreamed」:http://delete-all.hatenablog.com/

ツイッター:https://twitter.com/Delete_All

 

フミコフミオさんの今までの記事はこちら

r.gnavi.co.jp


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