こんにちは!パパライターの薗部雄一です。
今回取材でやってきたのはサラリーマンの聖地・新橋!到着したのは月曜の午後5時でしたが、周りには飲み屋を探す人で賑わい、中にはちょっとできあがった人もいました。
迷える飲んべえ達にオススメしたい、美味しい牛煮込み串やモツのお店があります。烏森口から歩いて3分のところにある「美味ぇ津゛(うめづ)」さんです。環二通り沿いのビルの一階、扉を入って左手にあります。
名物の「芝浦牛煮込み」と書かれた提灯が輝く入り口。
期待が高まります!
シロ、ホホ、ハチノス、スジの4本セットは絶対に頼むべし!
美味ぇ津゛さんは2013年に開店。元トラックドライバーの店主と奥様が切り盛りするお店です。ドライバー時代に梅津さんが全国の煮込みを食べ、試行錯誤を繰り返して独自の味を生み出したとか。ユニークな店名の理由は、「字画がいいので」とのこと。
運がいい字画を探したところ、「美味ぇ津゛」となったと梅津さんご夫妻は笑って話してくれました。
席は全席カウンターでコの字になっています。席数は14席で、キッチンで梅津さんご夫妻が料理をしている様子がよく見えます。芝浦牛煮込み串は予め煮込んでいますが、レバーステーキや肉なんこつ焼などは、オーダーを受けてから焼くので提供まで時間の余裕を持っておくと良いと思います。
まずは、同店名物の芝浦牛煮込み串をいただきます。お肉は、大きめの鍋でじっくりコトコト煮込みます。見てくださいこの迫力!
タレが染み込んで美味しそう!!煮込み串は4本セット(880円)のメニューです。
右から、シロ!プルプルかつ柔らかく、口に入れると、とろけます。お肉がプルプルするほど柔らかいので、串を持ち上げると回転するほどです。
和牛ホホ肉、めっちゃ柔らかい!!ここまでソフトな牛ホホ肉を食べたのは初めてです。
ハチノス、コリコリしていて噛みごたえがあります。噛むほどに味わい深くなります
牛スジ、かなりボリューミーで贅沢な感じです。スジなので、4つのメニューの中では一番噛みごたえがあります。
タレは、味噌ベースでマイルドな甘さがあり、それでいてくどくなく、さっぱりとしたクセになる味です!タレの配合はもちろん秘密とのこと。ますます気になりますねぇ。
同店は、18時開店なのですが、ひっきりなしに予約の電話が鳴り続け、開店後30分もしないうちに満席となってしまいました!!︎店内は大盛況です。
密かに他のお客さんのオーダーを耳ダンボしていると、名物の牛煮込み串は、注文率100%(!)で、大量にあった串たちがあっという間に完売です。
奥様によれば「早い時には、開店直後にいらしたお客様で終わってしまうこともあるんですよ」とのこと。あの美味しさですから、納得です。煮込み串を絶対に食べたい方は、開店時間めがけての来店は必須です。
お通しや、お店自慢の一品ものの肉料理も美味い!
お客さんに人気のお通しはこちら。
3種類でボリューム満点、お通しのレベルを超えています!真ん中にあるのは定番の卵焼きで、他の2種はその時々で変わります。この日はスパサラと煮物(里芋、しいたけ、鶏肉)でした。卵焼きの優しく奥深い味わいに舌鼓をうちました。
美味しいお通しとお酒、最高の相性です。同店では、ご夫婦ともにホッピーがお好きということで、メニューにもホッピーが並びます。
他のお客さんもホッピーセットを注文する人が多かったです。筆者の隣に座っている方もホッピーセットを注文していましたので、お話を伺ったところ、
「何回か来店しようとしたけど満席だった。今日は初めて来ましたが、入れて嬉しいです!!」
と煮込み串をモリモリ食べながら満面の笑みで教えてくれました。いい人!
筆者も早速ホッピーを注文して喉の渇きを潤します。
グラスの焼酎にホッピーを注いでマドラーでかき混ぜるとなんとも言えない落ち着きを覚えます。
続いては「シャリキン(フローズン焼酎)」をオーダーしてみました。
冬だけど美味しい串で心身がホットになったので、フローズンくらいがちょうどいいよね!
シャリキンは、キンキンに凍ったキンミヤ焼酎。ホッピーで割って飲みます。
寒い時期にキンキンに冷えたお酒を飲むと、飲みやすいのでドンドン進みますね・・・。
ほろ酔いで良い気分になったところで、自慢の肉料理の数々をいただきます!まずはレバーステーキ(780円)。オーダーを受けてから網に乗せてじっくりと焼きます。およそ20分経ったころにやって来ました!かなり大ぶりで主役感満載です!!
特製の塩ダレを絡めていただきます。
レバーは臭みが苦手という人がいますが、こちらのレバーステーキは全く臭みがなく、しかも柔らかくて、口の中ですぅっと溶けていく感じでした。
続いては、牛ハラミのあぶり(980円)をいただきます。
梅津さんが塊のハラミを厚めにカットし、網に乗せて焼いてくれます。見ているだけでよだれが出てきます。
お肉の表面をジワジワと炙ったら完成です。
く〜!脂の乗りが最高ですね。
オススメの食べ方は、わさび醤油につけること。脂っぽさがなくなり、さっぱりと食べられるので箸がどんどん進みます。もちろんそのまま食べても美味しいですよ。
厚めにカットされているので、口の中での存在感は抜群です。
ちなみに、筆者の来店時は、「やきとんの白」をオーダーするお客さんが多く、網にたくさんの串が並んでいました。白祭り。
特製の甘辛いタレにつけて出されます。香ばしい匂いがして、表面はパリパリ、噛むとムチムチした食感で美味しい!芝浦牛煮込み串で食べるのとは別の食感を楽しめます。
そして、美味しいのはお肉だけではありません。石川県産のカブも人気メニューのひとつ。客からの注文を受けると奥様がカブを氷水にしばらくつけ、厚めに切って出してくれます。
特製の味噌だれをつけてかぶりつきましょう。
カブのみずみずしさと柔らかさに驚きます。お肉料理の合間に食べると口の中がさっぱりしますね。
そして、肉メニュー最後のご紹介は、「肉なんこつ焼(チーズあぶり)」です。
繰り返しになりますが、注文を受けてから調理をするのがお店のポリシーです。そのため、オーダー後につくねを作り、網でじっくりと焼きます。注文してもすぐには出てこないこと、またこちらは、お一人様一本のみの注文である点にご注意ください。
待っただけに期待が膨らみますね!
丁寧に焼かれた肉の上にチーズを乗せたら、仕上げにバーナーでチーズを溶かして完成です。
熱で溶けたチーズが肉に絡み付くので、チーズの肉巻きのような感じになるんです。
この香ばしさよ!!食感はトロトロ~とした肉の柔らかさに、なんこつのコリコリとした食感が加わってウマイ!!いや~、待ったかいがありました!
料理とお酒の美味しさはもちろんですが、感じの良い素敵なご夫婦を見て、カウンターに座りながらほっこりしました。美味しい煮込みに、肉料理を食べながらしっぽり飲むときはぜひ行かれて見てはいかがでしょうか。
ごちそうさまでした!
紹介したお店
美味ぇ津゛

- ジャンル:鍋料理
- 住所: 〒105-0004 東京都港区新橋4-21-7 つるや加藤ビル1F
- エリア: 新橋
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TEL:03-5500-4100
営業時間:18:00~23:00(ラストオーダー)
プロフィール
薗部雄一
1984年7月1日生まれ。生後6か月の男の子のパパ。特技は寝かしつけ。結婚、育児を機に自分の働き方を見つめ直し、働き方をテーマにした取材や記事執筆をメインで行なっている。
Blog:http://efufunet.hatenablog.com
Instagram:https://www.instagram.com/yuichi_sonobe/
Twitter:https://twitter.com/prepapayuyu
(編集:河瀬璃菜)