芋焼酎と黒糖焼酎の2大産地である鹿児島県。残念ながらここ3年、出荷量ではお隣の県に追い抜かれてしまいました。が、まだまだ鹿児島の焼酎は元気だ! というイベントが「本格焼酎の日」である11月1日から3日までの3日間、鹿児島市の繁華街・天文館で開催されました。その名も「焼酎ストリート2017」! 2回目の開催となったこのイベントを体験リポートします!
会場となったのは天文館本通りアーケードとぴらもーるアーケード。Tの字に繋がる2本のアーケードに鹿児島県内の焼酎蔵113蔵が各蔵1銘柄を用意して集結しました。イベントのシステムは、チケット販売所で500円を払うとプラスチックのグラス1個とスタンプシートをもらいます。
これを持って6地区に分かれたブースに行き、スタンプと引き換えに6杯まで焼酎を飲むことができます。6種類違う銘柄を選ぶもよし、好きな銘柄を6杯飲むもよし。もちろん6杯飲みきったらまた500円でグラスを購入するというシステムです。
↑各地区のブースはこんな感じです
初日は平日でしたのでスタートは17時半。18時ごろに到着してみるとすでにアーケー
ド内は焼酎の香りが充満し、いい感じの酔っ払いさんたちがあちらこちらに。会場中央部のステージでは新しい「ミス薩摩焼酎」「ミス奄美黒糖焼酎」お2人の任命式も行われています。
これから1年間、県内外で焼酎の魅力発信をされるそうです。
私もグラスを購入してまず向かったのは、知覧・指宿地区のブース。南薩出身の私には馴染みのある銘柄が並んでいますが、それでも普段ほとんど飲んでいない「なかまた」をチョイス。
↑できるなら全銘柄飲みたいのですが
芋焼酎はお湯割り派、の私なのでお湯割りをオーダー。もちろん、ロックや水割りもできますし、「生(き)」というつわものもいらっしゃいます(鹿児島の焼酎はアルコール度数25度が基本です)。迷った時はブースに居るのはそれぞれの蔵元の方なので、おススメの飲み方を聞いていみるのもいいですよ。
↑各地区ごとにおつまみの販売ブースもあります
次に向かったのは大隅・鹿屋地区。こちらでは初めての「大隅」をいただきます。ちなみに「3M」と呼ばれる人気銘柄の森伊蔵、魔王もこのブースにあったのですが、イベント開始10分で用意していた分がなくなったそうです(飲めた人たちは一体、何時から並んだんだ…)。
↑焼酎をオーダーすると地区ごとにスタンプを押してもらえます
そして19時には「いっせい乾杯!」に参加するため、再びステージ前へ。ステージには鹿児島出身の前園真聖さんと、南さつま市の観光大使となった柔道家・篠原信一さんも登壇。司会者の掛け声に合わせて19時のカウントダウンとともに全員で「かんぱ~い!」と盛り上がりました。
↑前園さんと篠原さんのトークショーもありました
2日も同じく17時半からでしたが、私は残念ながら参加できず。この日は鹿児島市最大の祭りである「おはら祭」の前夜祭。2018年の大河ドラマ「西郷どん」で主役を務める鈴木亮平さんがサプライズで飛び入り参加するなど大盛り上がりだったようなので、焼酎ストリートの会場もすぐ隣ですからかなりの人で賑わったのではないでしょうか。
そしていよいよ最終日の3日。おはら祭&祝日&3連休初日、焼酎ストリートは13時~19時までの開催です。焼酎を目当てに来た人だけでなく、祭り見物に来た人、祭りで踊る人など加わり、2本のアーケードはまさにフェスティバル状態!
↑踊り連の方たちが通ると祭り気分も一気に高まります
焼酎を飲み比べたり、県内各地から集まった店舗が販売するおつまみを味わったり、鹿児島の宴席での遊びである「なんこ」で盛り上がったり。
↑なんこの様子。敗者は焼酎を飲みます
焼酎を飲める人だけでなく飲めない人も楽しんでいるようでした。
↑以前紹介した「カラキチ!」さんも出店していました
私もまだ4杯は飲めるので残りのエリアでそれぞれ1杯ずつ飲んできました。
↑萬膳、久しぶりに飲みました!
↑「勝八」さんの溶岩で焼くピザ!
↑チーズの伸びすぎ注意です(笑)
↑黒糖焼酎のじょうごはロックにしました
↑六代目百合、残りあとわずかで飲めました
スタンプが満杯になったシートは名前などを記入して抽選箱へ。運が良ければ本格焼酎3本が当たるそうです。
こうして焼酎片手に盛りあがった「焼酎ストリート」。焼酎好きには本当に魅力的なイベントです。ぜひぜひ、来年以降も続けてほしい! と、昼間っから天文館のど真ん中でほろ酔い気分になりながら強く思うのでした。
焼酎ストリート