こんにちは! ほそいあやです。
皆さん、馬肉は好きですか? 好きですよね!
ということで、今日はリーズナブルに馬で腹一杯になれるお店を紹介します。
埼京線十条駅からすぐの「馬ござる」です。看板がないので素通り注意。
雨の日なのにお客さんでいっぱいでした。サク飲みもできる雰囲気のお店なので、お一人様も多いです。
紅茶割りがあるのは珍しいですね。あと190円でウィルキンソンがあるのは個人的に嬉しい♪
紅茶割り(ジャワティーストレート)、すっきりしておいしい。カロリー低いのも助かる。
日本酒のラインナップ、数は多くないけど好みの感じ。馬には日本酒が合いますな。
馬ござるのすごいところは、馬肉料理の安さ。馬刺しが一部位190円(内税)なんて本当にいいの? と思ってしまう。
もちろん全部頼むでしょ。上から時計回りにロース、あばら、胸椎、もも。
こんな大盛りの馬刺し、いままで頼んだことないや。これで760円だなんてすごすぎる。
ロースはバランスのとれた馬刺しオブ馬刺しといった風格。噛み応えの馬馬しさよ。あばらはさっぱりしています。胸椎はサーロイン肉っぽい。ももは少し脂がのっている。値段は安いけど全部ちゃんとおいしい! 色んな部位を食べ比べできるのも楽しいです。
メニューの中でひときわ存在感を放っていたのが「馬の脊髄」。
「白子のような感じです」と添え書きしてあった通り、舌触りが本当に白子に似ています。味は白子よりもくせがない。馬肉特有の味は薄いので知らなければ何の肉だかわからないかもしれません。
脊髄リフト。長い。
こんな珍味クラスの馬が食べられると思ってなかったです。名前と見た目のインパクトはさておき、味は白子なので白子好きはぜひ食べてみてください。
馬のレバ刺し。馬の体温は牛や豚に比べて5℃程度高いので、レバ刺しだってOK(そして胃が一つしかないので大腸菌のリスクが低いのだそう)。
一口食べると、期待を裏切らないねっとりとしたフォアグラ感。
懐かしさがこみ上げる……!レバ刺し規制の悲しみを引きずっている民よ、馬肉屋へいくのだ。
「馬肉のタコわさび」という、ちょっと混乱するメニューを頼んでみました。
そのまんまのやつが来て笑ったのですが、これはすごく良い肴だった。まずタコわさびのタコが大粒でお刺身のようにプリプリ&コリコリ。わさびがBinBinにきいてるタイプなのでタコだけ食べると辛いけど、馬肉が和らげてくれます。
日本酒のやめ時がわからなくなるつまみ!
馬肉のきんぴら。大きめに切ったごぼうやレンコンに馬肉が絡めてあります。普通の千切りやささがきのきんぴらを想像しているとおお?ってなりますが、豪快に切られた根菜のゴリゴリという歯ざわりが楽しめてかなりイケます。
おしんこ。浅漬かりに醤油かけて食べるスタイル大好き。
「馬ジャーキー」なるものを頼んでみたらこれが来た。馬ござるは料理名と実物のイメージが違う料理が多い(笑)。でもちゃんとおいしいから楽しい。ネギと馬肉の組合せに箸が止まらない。
締めにスープいきます。「馬肉の少し辛いスープ(坦々風)」が気になるので頼んでみよう。
びっくり! めちゃでかい(突っ込まれてるのは普通のお玉です)。
またイメージと違うものがきて楽しい。濃厚なコクがあって、ちょっとラーメンのスープっぽいです。これは馬のダシなのだろうか。辛さもちょうどよくて、多かったけど全部飲んでしまいました。
あー、満足。馬でお腹いっぱいでござる。
以上、十条「馬ござる」でした。
リーズナブルでも馬刺しの鮮度もよく、お料理の味は確か。期待をいい意味で裏切られるオリジナルメニューも沢山あるので面白かった。「馬酒盗」、気になるなあ(品切れだった)……。
紹介したお店
馬ござる
住所:東京都北区上十条1-15-8 カーナA3ビル1F
TEL:03-5948-8348
※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/