生姜醤油系ラーメンのパイオニア
新潟県長岡市には、古くから地元民に親しまれてきたお店があります。
お店の名前は「青島食堂」
上記写真は一番古くからある宮内駅前店となります。
数百メートル先に向かい合う形に2店舗があり、さらに少し行くともう一店舗があり、そちらのお店は本部も兼ねています。
今回はそちらのお店に取材を行いました。
青島食堂 曙店
こちらの青島食堂は、「生姜醤油系ラーメン」と呼ばれるスタイルの元祖と言われているお店です。
生姜醬油系ラーメンは、新潟県内全域に広がり、各地にそうしたスタイルのお店が多数存在しています。
その鮮烈なまでの美味しさは多くの人を魅了し、現在では新潟県内のみならず、県外でも生姜醤油系ラーメンを提供するお店が増えてきた程です。
注文は券売機制となっています。
店内はカウンター席と、テーブル席(1卓)となっています。
多くの常連客がその味を求め通い続ける一杯はこちら
青島ラーメン(750円)
まずはスープを一口・・・
体に染みわたるウマさです!
濃い醬油風味のスープには、生姜がガツンと効いています。
しっかりとした出汁に醤油ダレの旨味が加わり、上に浮いた油がコクをプラスしています。
麺は自家製です。
多加水でモッチリ食感の中太麺は、生姜醤油スープとの相性バッチリです。
水分量が多くツルツルした表面となっている為、程よくスープを弾くのですが、スープの醤油が濃い事もあり、時間とともに徐々にスープを吸い色が濃くなっていき、麺がスープの味を持ち上げる様になってきます。
そしてチャーシューが美味しいと評判です!
ウデ肉を使用しているらしく、適度な歯ごたえと弾力感、そして味がしっかりと染み込み込んでいます。
テーブル調味料として、胡椒が置いてあります。
お勧めは中央のブラックペッパー。
ペッパーミルをグリグリとまわしかけると、絶妙なアクセントが加わります。
個人的には、普段ラーメン屋さんに行っても、テーブルにある胡椒を使う事はほとんど無いのですが、こちらのお店にくると大抵かなりたっぷりの胡椒を使用しています。
それ程までに、濃い生姜醤油スープと胡椒の相性は良いのです。
青島食堂のラーメン作りに密着!
数多くのインスパイア店を生み出した生姜醤油系のレジェンド「青島食堂」のラーメン作りに密着してみました!
美味しさのベースとなるのはたっぷりの素材を用いて作るスープです
豚のゲンコツ、背骨、背脂等、豚素材をメインとした動物系清湯スープに、代名詞ともいえる生姜をメインにたっぷりの香味野菜を加えています。
味の方向性を決めているのは、深い醤油風味と豚の旨味が詰まった醤油ダレです。
チャーシューを作るのに使用した醤油を調整し醤油ダレとして使用しているとのこと。
上に浮いた脂を見ても分かる通り、美味しいチャーシューの旨味をたっぷりと詰め込んでいます。
ウデ肉は筋肉質で旨味が多く含まれているので、醤油へはたっぷりの肉の旨味、肉へは醤油風味といった旨味の交換が行われているものと思われます。
麺は自家製の中太麺を使用しています。
生姜醤油ラーメンの提供作業
生姜醤油ラーメンの提供作業を見学させてもらいました。
まずは、丼にタレを注ぎます。
麺は大きな釜で茹でます。
たっぷりのお湯で泳がせて茹でています。
丼にスープを注ぎます。
平ざるでの湯切り
盛り付けて・・・
出来上がりです!
お勧めの一品! 青島チャーシュー
チャーシューが美味しいので、チャーシューメンもお勧めです!
青島チャーシュー(850円)
チャーシューは脂身の量も程よく、重たさがないのでとても食べやすいです。
そして、スープにじっくり浸して食べると、脂や生姜醤油スープが絡み、また違った味わいとなります。
機会があればチャーシューメンぜひお試しください!!
こちらの青島食堂、長岡市に4店舗、新潟市に3店舗があり、また、東京秋葉原にもお店があります。
「生姜醤油ラーメンを食べてみたい」
と思った方は、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
きっと、滋味深い味わいの虜になるはずです。
紹介したお店
青島食堂 宮内駅前店
TEL:0258-34-1186
青島食堂 曙店
TEL:0258-35-7605
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