こんにちは!料理研究家の五十嵐ゆかりです。
ピリッとした辛味に深いコクのある味わいがたまらない調味料、コチュジャン。
韓国風の料理に限らず、炒め物や和え物などに大活躍ですよね。
そんなコチュジャンですが、実は、手作りできるのをご存知ですか?特別な材料がなくても、意外と簡単に作ることができるんです。
自家製したコチュジャンは味わい深く、衝撃的な美味しさ!
一度作ったらハマること間違い無しですよ。冷蔵庫に常備しておかないと震えるレベルです。
それでは、自家製コチュジャンの作り方とアレンジレシピをご紹介します。
自家製コチュジャン
材料:作りやすい分量
- 水…100ml
- きび砂糖…40g
- みりん…大さじ2
- 合わせみそ…150g
- 醤油…大さじ2
- おろしにんにく…小さじ1/2
- 韓国唐辛子…50g
作り方
- 鍋に水、きび砂糖、みりんを入れて中火で熱し、きび砂糖を溶かす。
- みそ、醤油、おろしにんにくを加えて混ぜたら、韓国唐辛子を加え、水気が少なくなるまで時々混ぜながら弱火で加熱する(はちみつの濃度くらいのトロッと感になるまで煮詰めてください)。
- 煮沸消毒した保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
※冷蔵庫で保存し、使うときは清潔なスプーンなどで取り出し、1ヶ月を目安に使い切ってください。
野菜につけたり、和え物やスープ、炒め物などに使ってください。
次に、アレンジレシピをご紹介します!まずはコチュジャンごはんのTKGから。
コチュジャンごはんのTKG
材料:1人分
- ごはん…1膳分(120g程度)
- コチュジャン…大さじ1
- たまご…1個
- 韓国のり…適量
- 醤油…適量
- ごま油…適量
作り方
- ごはんとコチュジャンを混ぜ合わせ、器に盛る。
- たまごを中央に割り入れ、韓国のりを添える。食べるときに醤油、ごま油をかける。
コチュジャンはごはんにのせるのではなく、混ぜ込むのがポイントです。赤色に染まったごはんが猛烈に食欲を刺激します。ここにたまごをとろ〜りと崩して醤油で味を締め、ごま油で香りをプラスするとたまらなくおいしい!!
お好みで韓国のりで巻いて食べるのもおすすめですよ。
チーズのコチュジャン漬け
材料:1人分
- チーズ(プロセスチーズやモッツァレラなど)…適量
- コチュジャン…適量
作り方
- チーズにコチュジャンを絡め冷蔵庫にひと晩おく。食べるときにコチュジャンは軽くふきとる。
チーズの味噌漬けならぬ、コチュジャン漬けです。これ、ビールや日本酒に合う最強のおつまみなのかもしれません。様々な調味料が含まれるコチュジャンがもつ旨味と辛味、チーズのコクが合わさることで、ひと噛みすると、おいしさの波が押し寄せてきます。ひと口食べると次のもうひと口が欲しくなる、病みつきの味です。
半分に切ったアボカドも一緒に漬けて、チーズと一緒に食べるのもおすすめです。
から揚げのヤンニョムチキン風
材料:1人分
- 唐揚げ(市販品)…5個
- A トマトケチャップ…大さじ1と1/2
- A コチュジャン…小さじ1
- A ごま油…小さじ1
- 白ごま…小さじ1/2
- サンチュ…2枚
作り方
- ボウルにAを入れて混ぜ、唐揚げに絡める。
- 器にサンチュをしいて1を盛り、白ごまを散らす。
ごはんのおかずにも、おつまみにもぴったりな1品。このツヤッツヤな照りが食欲をそそります。
トマトケチャップの甘さにコチュジャンのパンチを効かせた甘辛ダレがジューシーな鶏肉と相性抜群!!ふわっと香るごま油の香りがより一層おいしさを演出します。
いかがでしたか。
意外と簡単に作れるのに驚きのおいしさの自家製コチュジャンとアレンジレシピ、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介した自家製のコチュジャンは、お店で売られているものとは異なり、発酵させないで作るため、醤油などの発酵食品を入れることで熟成のうま味を加えて本格的な味わいに仕上げています。唐辛子は、おいしく作るためにも一味唐辛子やチリパウダーなどではなく、必ず韓国唐辛子を使用してくださいね。
五十嵐ゆかり(管理栄養士・料理研究家)
1987年生まれ、千葉県出身。ご家庭でも簡単に作れるヘルシースイーツや減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。魅力発信☆むつざわ未来ラボの一員としての出身地の千葉県長生郡睦沢町のPR、PAKUTASOフリー素材モデルとして福岡県大刀洗町のPRに携わるなど、地域活性化活動にも取り組んでいる。
著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。
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Twitter:https://twitter.com/igarashi_yukari
HP:http://foodcreativefactory.com/
(編集:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー)